リメイクされたオーメンが6年6月6日に公開された。配給会社はかなり頑張っている。オリジナルのオーメンのちょっとだけネタバレ注意。
オーメンのリメイク版が2006年6月6日に公開された(映画「オーメン」オフィシャルサイト)。全世界同時ロードショーだ。悪魔の子供には,体のどこかに数字の6が3つあるという。「666」がオーメンのキーワード。公開日を666にするという狙いは面白い。だがしかし,果たしてそれは何年構想? この単なるダジャレのような公開日を何年待ったの? 考えただけで目頭が熱くなった。次のリメイクは100年後で。
駅構内のポスターが変わっていた。恐らく昨日6月6日に貼りかえられたのだろう。公開前日までは,ポスターの中央に男の子がいたのである。そして公開後は,中央部分が破られたようなデザインに変わっていた。「悪魔の子供は,世界に解き放たれた。」とある。ポスターから抜けだしたという設定である。
ポスターには「全世界でダミアン目撃者続出」とある。ダミアンは男の子の名前。なるほど,それは目撃者だらけになるだろう。何しろポスターの枚数分のダミアンが脱出しているのだ(という解釈は間違っている)。ダミアンのハナが垂れてたら面白い。「ハナタレ小僧が放たれた」なんちって(オヤジギャグでスマソ)。
それはともかく,ポスターは公開初日に貼り替えなければならなかったはず。それも全てのポスターをだ。映画配給会社がこの映画にかけるなみなみならぬ熱意が感じられる。
それにしてもオーメンとは懐かしい。オリジナルの公開は1976年10月で,何と30年前。衝撃的な作品だったため,当時も大きな話題を呼んだ。「悪魔の子には体のどこかに666の数字がある」というのがキャッチフレーズで,映画の中では「でもうちの子にはないですけど?」「いやいやもっとよく探してみなさい」で寝ている間に髪の毛を切ってみると「あったよあった。見えなかったよ。あらら大変」てなエピソードだった。
その映画では,犠牲者が変わった殺され方をするというので,いくつもの雑誌で取り上げられていた。殺される前に,写真に死を暗示する影が写りこむのが特徴。最初の犠牲者の写真には肩から棒が生えていた。「まるで仮面の忍者赤影だよ」状態(赤影とはまた古いところきたね)。写真が予告するというアイデアは,邦画「リング」でも採用された。映画「エクソシスト(1973公開)」と「オーメン」は,その後の悪魔がテーマのホラー映画に大きな影響を与えている。
懐かしさもあるので見に行きたいような気もするが,実際どうするかは結構ビミョーだ。
Posted by n at 2006-06-07 23:55 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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