Web サイトにコメント欄をつける PHP スクリプトのバージョンアップを行った。
Web ページに貼り付けるだけでコメント欄が作れる PHP スクリプト「Very Simple Shoutbox」をバージョンアップした。バージョンアップのポイントは「サニタイズをやめた」ことである(nlog(n): サニタイズ言うな地獄)。その代わり,出力時に HTML の特殊文字を実体参照に変換することにした。
もともと,このスクリプトは Picasa で作成した画像表示用の HTML ページにコメント欄をつけることを目的として書かれたものである(nlog(n): Picasa の Web エクスポートに PukiWiki 風のコメント欄をつける)。これはこれでとても便利なのだが,Picasa 2.5 になって「Picasa ウェブアルバム」に写真がアップロードできるようになり,さらにコメントもつけられるようになったので,このスクリプトの存在意義はあまりなくなってしまった(自宅サーバにアップロードする場合は,今もなお有用ではある)。そこで,デフォルトの設定を,一般の簡易 BBS として使いやすいように変更することにした。変更の要点は次の通り。
今回のバージョンアップについては,前のバージョンにバグフィックスではなく,考え方を変えたことによる更新ということになる。
PHP が動作することが必要(PHP 4, PHP 5)。PHP が動作するのであれば,ファイルの拡張子は .php でも .html でもよい。
Very Simple Shoutbox in PHP v1.1 をダウンロードする。コメント欄を設置したいページにこのコードを貼る。
設置したページのディレクトリのパーミッションは,777 とする。ディレクトリに 777 を与えてたくない場合は,データファイルに書き込み許可を与えてもよい。このスクリプトは,動作させると「ページ名.txt」のデータファイルを作るので,あらかじめこの名前のファイルを長さ 0 で作っておき,パーミッションを 666 にしてもよい。例えば,設置した Web ページのファイル名が index.html であれば,データファイルは index.html.txt となる。データファイルにはコメントと日付が書かれることになる。
そのディレクトリには .htaccess ファイルを設置し,内容を次のように書く(nlog(n): 拡張子 html で PHP を動作させているときの文字化け問題が解決)。これは PHP5 の場合である。PHP4 の場合は mod_php4.c にするだけである。
設置するページの拡張子が PHP である場合,最初の AddType ディレクティブの行は不要である。
スクリプトを埋め込むと次のような表示になる。
このページのファイル名は 000860.html なので,データファイルは 000860.html.txt になる。データファイルの文字コードは UTF-8 である。
Posted by n at 2007-04-13 22:52 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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