夢で目が覚めることがある。そういうときの夢は大抵よくない夢である。
私は夢の中で「これは夢だ」と思ったことがない。カルロス・カスタネダによれば,夢の中で自分の手を見ることから始めて訓練をしていけば,夢をコントロールできるようになるという(カルロス カスタネダ著「夢見の技法―超意識への飛翔」)。しかし,これは無理。そもそも夢だと思っていない状況で,「夢だから自分の手を見よう」と考えろというのが無理な話である。普段から手を見る習慣をつければいいのかも知れないが,そんなことをしていると啄木になってしまう。
この曲はバイオリンを始めた頃に作った。バイオリンの演奏には「移弦」という基本技術があって,それを練習しているときにできたのである。伴奏は移弦の連続になっている。初心者だけに演奏の出来はよくないが,「こんな夢を見た」という感じは伝わるのではないかと思う。
夢だと分かって自由に空を飛んでみたいものだ。
Posted by n at 2007-06-10 02:14 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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