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Linux xinetd 経由で TFTP サーバを起動する

Vine Linux 4.2 に TFTP サーバをインストールする。telnet コマンドで接続テストをしたところ拒否された。テスト場合は tftp クライアントを使わなければ。

■ ■ ■

Vine Linux 4.2 に TFTP サーバをインストールする。

# apt-get install tftp-server

Vine Linux 4.2 は xinetd 経由で TFTP サーバを起動するようになっているので,/etc/xinetd.d/tftp に次のように書いておく。

service tftp
{
        disable         = no
        socket_type     = dgram
        protocol        = udp
        wait            = yes
        user            = root
        server          = /usr/sbin/in.tftpd
        server_args     = -c -s /tftpboot
        per_source      = 11
        cps             = 100 2
}

上の設定により,TFTP サーバは /tftpboot ディレクトリ内のファイルへのアクセスを許可するので,/tftpboot ディレクトリを作っておく。

# mkdir /tftpboot

xinetd を再起動すれば完了である。

# /etc/init.d/xinetd restart

クライアントもインストールしたい場合は tftp パッケージをインストールすればよい。

# apt-get install tftp

TFTP も FTP のように telnet で接続テストができると思ったのだが,「Connection refused」になった。これでハマった。tftp クライアントでなければならない。

$ telnet localhost tftp
Trying 127.0.0.1...
telnet: connect to address 127.0.0.1: Connection refused

tftp クライアントでもアクセスが拒否される場合は,/etc/hosts.deny をチェックする。何も書かれていなければ,iptables で拒否しているかをチェックする。iptables の設定は,/etc/sysconfig/iptables にある。tftp のポート番号である 61 が tcp/udp ともに許可されているかを確かめる。

TFTP サーバを使い終わったら,TFTP サーバが自動的に起動しないように,設定ファイル /etc/xinetd.d/tftp 内で「disable = yes」にして,xinetd を再起動しておく。

service tftp
{
        disable         = yes
        socket_type     = dgram
        protocol        = udp
        wait            = yes
        user            = root
        server          = /usr/sbin/in.tftpd
        server_args     = -c -s /tftpboot
        per_source      = 11
        cps             = 100 2
}

xinetd デーモンは /etc/xinetd.d ディレクトリに含まれるサービスを起動するようになっている。このディレクトリは /etc/xinetd.conf 内に記述されている。/etc/xinetd.d 内の設定ファイルは,すべて「disable」の項目を持っているので,これで起動をコントロールすることができる (つまりファイルを削除しなくてよい)。また,起動するようになっているかどうかのステータスは grep で調べることができる。

# grep disable /etc/xinetd.d/*
Posted by n at 2008-12-05 06:30 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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