CSS という衣服を脱ぎ捨てる CSS ネイキッドデーがやってきた。今年もこの企画に参加するこ…すでに参加していた。
今日,自分でこのサイトにアクセスしてみると,見た目が違っていて驚いた。そういえば,今日2009年4月9日は,サイトの CSS 設定を無効にしてみようという,「CSS ネイキッド・デー」なのであった (CSS Naked Day)。CSS とは,Web ページの見た目を整える仕組みで,「スタイルシート」と呼ぶのが一般的 (Cascading Style Sheets - Wikipedia)。
CSS ネイキッドデーはインターナショナルなイベントなので,イベントの時間を合わせる必要がある。「現地時間における4月9日」を含む丸2日,つまり48時間をイベントの時間としている。日本時間 JST では,4月8日の21:00から4月10日の21:00となる (nlog(n): シェルスクリプトで CSS ネイキッドデー)。ネイキッドデーのイベントは毎年行われるが,日付がきっちりとは決まっていない。去年もたまたま4月9日だったというだけである。
CSS を無効にするのに一番簡単な方法は,CSS のファイル名を変更してしまうというものだ。昨年そのためのシェルスクリプトを書いて,crontab に登録したままになっていたので,今年も自動的に実行されたのである (実はプログラム自体は1時間に1度実行されている)。
このイベントの参加表明は,CSS Naked Day の Sign Up から。ブログ名と URL を入力して「I will get nude」ボタンをクリックする。参加者リストは1時間に1度の更新となるので,リアルタイムに反映されなくても心配ない。
実際に CSS を無効にしてみると,かなり読みづらい。見た目をすべてスタイルシートに書いてしまっているからだ。だからといって,スタイルシートなしで読みやすいように HTML を記述するのは時代に逆行することにもなる。この企画の意図は,「見た目だけ」を考えるのではなく,構造についても考えようというものなのだ。
そして、当然ながら、テキスト音声変換リーダーを利用する、視覚的な障害を抱えているユーザーも、しっかりと構造化されたサイトからメリットを得ているのだ。
つまり,「構造だけ」が頼りのユーザもいるということなのである。
Posted by n at 2009-04-09 21:29 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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