2009年3月末で終了した ThinkPad のシステム更新サービスが復活していた。
ThinkPad には,BIOS やアプリケーションを一括更新してくれるツール ThinkVantage System Update がインストールされている。しかし,このサービスは2009年3月31日で終了していた。アナウンスのページは削除されているが (ThinkVantage System Update (TVSU) からの自動更新は終了しました。),今日現在でも,まだその名残がある (Lenovo ThinkPadのテクノロジー ThinkVantageテクノロジー サポート - Japan)。
システムを最新に保つ
System Updateご利用いただいておりましたSystem Updateは2009年3月31日をもってサービス提供を終了させていただきました。
今後は、弊社サポート&ダウンロードよりアップデータを取得していただきますようにお願い申し上げます。
この件については,ThinkPad Club でも話題になっていて (ThinkPad Club - System Updateは終了だそうです),エイプリルフールであって欲しいという願いも空しく,本当に終了していた。更新データを1つずつダウンロードしてインストールなんてことはやっていられない。そういえば,そんな面倒なことも昔はやっていたっけ (遠い目)。
システムの更新も放置したまましばらく忘れて使っていたところ,上のようなウィンドウが突然出てきた。システム更新方法が変更になった。ついては「System Update」と「Message Center Plus」をインストールせよとのこと。
お知らせも出ている。
ThinkVantage System Updateの再導入方法について
2009年5月31日より、新しいバージョンのThinkVantage System Updateをご利用いただけるようになりました。停止期間中は大変ご迷惑をおかけいたしました。
ThinkVantage System Updateの再導入方法について
指示にしたがってインストールを行ったところ,System Update で更新ができるようになっていた。BIOS の更新もある。
ここで実際に試した環境は,ThinkPad T61, Windows Vista Business SP2。
Vista SP2 ではインストールできないという話もあるが (ThinkPad Club - System Update 再開),インストールは問題なくでき,動作もしている。しかし,問題はパッチの存在である。パッチがダウンロードできるページには書いてないが (Lenovo ThinkVantage System Update パッチ Microsoft Windows Vista Service Pack 2 - Japan),パッチにリンクしているページには次の説明がある。
注意:
Windows Vista (32ビット/64ビット) Service Pack 2 がインストールされているシステムでは、System Update を起動する前に ThinkVantage System Update パッチをインストールする必要があります。以下のサイトからダウンロードしてください。:
と言われても遅い。パッチを当てる前に,もう起動しちゃってるって…。パッチのページにもこの情報は必要だし,Vista 上で最初に表示されたウィンドウにもこの情報は必要だろう。
パッチを当てていない状態でも,BIOS (2.26-1.08) のダウンロードには失敗するものの,その他は問題ない。現在のバージョンでは大丈夫になっているのかも知れない。
2009年7月7日追記:
BIOS (2.26-1.08) のダウンロードができるようになっていました。
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