Easy Duplicate Finder で重複ファイルを調べることにした。$Recycle.Bin フォルダの隠しフォルダに 2 GB の重複ファイルがあった。
先日,Windows 機を使っていたら,思いがけないところにフォルダのコピーを見つけた。なぜそこにコピーされてしまったのか分からないし,しかも読み取り専用になっていて,謎である。そのまま削除する前に,ファイルの重複を調べることにした。
ファイルの重複を調べるソフトにはいくつかの種類があり,Easy Duplicate File Finder,UnDup,FireHammer,重複確認などがある。UnDup は試用制限なしのシェアウェア,その他はフリーウェアである。
Easy Duplicate File Finder を使ってみることにした。
環境は Windows Vista Business Edition Service Pack 2,Easy Duplicate Finder 2.2.4 である。
起動すると,ウィンドウには,上から順に作業の流れ通りにボタン等が表示されている。
重複結果はファイル毎に表示される。並べ替えはファイル名やパス等で可能 (エクスプローラと似た操作で可能)。
不要ファイルにチェックを入れ「Delete Selected」ボタンをクリックして削除することになるのだが,一括選択ができないのが欠点。基本的にはファイルを1つずつ選択しなければならない。この手間を省くには,ファイルを右クリックして「Select all duplicates in the selected branch of subdirectories」を選択することである。「サブフォルダを含めて重複ファイルを選択」である。
少し面倒に思うのは,このソフトはファイルは削除するが,フォルダは削除しないことである。重複ファイルを削除して空になったフォルダは削除しない。そのフォルダは手で削除しなければならない。安全と言えば安全なのだが。これは仕様であり,手順の中で「ファイルしかチェックできない」ということと関連している。
これに関連して,もう1つ使い勝手が悪いことがある。重複フォルダが大量にある場合,重複フォルダのを含む親フォルダにファイルがないと,そのフォルダを指定できないことである。親フォルダを1つ選択できれば,下にある重複フォルダ内のファイルを全選択できるのに,親フォルダ内にファイルがないばかりに子フォルダを1つずつ選択しなければならないのだ。仕方ないので,親フォルダ内に重複ファイルをわざと作って,それを選択することにした。
さて,自分のディスクを全選択した結果,C:\$Recycle.Bin 内の隠しフォルダの中に大量の重複ファイルがあることが分かった。ごみ箱は空で容量はゼロ。ごみ箱の隣の隠しフォルダの中には 2 GB 近くも重複ファイルがあったのだ。重複分は全削除した。
ごみ箱内の隠しフォルダについては驚くべき事実があったので別の記事にする (→ nlog(n): $Recycle.Bin 内の隠しフォルダ)。
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