日本の定形内郵便の大きさより,アメリカの定形内郵便の大きさの方が大きい。大きい封筒は折り畳んで定形内にしてテープで開かないようにすれば,定形内扱いになる。料金も安くなる。
先日,アメリカから返信用の封筒つきで郵便が送られてきたので,回答を返信用の封筒に入れて郵便局に持っていった。ところが,料金が高いのだ。原因は返信用の封筒が日本郵便の定形の範囲に収まっていないからだというのだ。以下は私と郵便局員との会話。
私 「エアメールでお願いします。」
局員「定形外ですので料金は 260 円になります。」
私 「定形内にする方法はありますか?」
局員「端を折って,開かないようにテープで止めれば定形内にすることができます。セロハンテープはここにあります。アメリカの定形は日本の定形と違うんですよ。」
私 「…(作業中)…。これで大丈夫ですか?」
局員「結構です。料金は 110 円になります。」
ということで,メデタク定形内料金で出すことができた。料金は半分以下で済んだ。というか逆に,何もしなければ倍以上の料金になってしまうところだった。親切な郵便局員さん,ありがとう。
調べてみると,確かに日本の定形郵便の大きさと (定形・定形外郵便物のサイズ・重さ - 日本郵便),アメリカの定形郵便の大きさはかなり違う (国際郵便 A Customer's Guide to Mailing)。さらに詳しくは PDF 形式の文書で公開されている (Price List)。
送りたかったのは書類を1枚入れた封筒だったので,アメリカでは「Letter」という分類になる。インチサイズをミリメートルで換算すると (小数点以下四捨五入),上の図のようになる。日本の定形を青色系,アメリカの定形を赤色系で色づけしている。どちらも最小サイズと最大サイズがある。日本とアメリカでは,最小サイズはほぼ同じだが,最大サイズはアメリカの方がかなり大きいことが分かる。その他,料金には厚さと重さが関係してくるが,ここでは省略している。
したがって,アメリカから送られてくる返信用の封筒は日本の定形には収まらないことがあるのだ。でも大丈夫。端っこ折ればいいだけさ。
考えてみれば,適当な封筒を使って送るときも,小さめに折り畳んで定形内にしていた。それと同じだっただけか。
2011年12月8日追記:
国内郵便の定形の原寸大確認用紙を作りました (nlog(n): 定形郵便物のサイズ確認用紙)。
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