Windows Vista でフォルダを削除しようとすると 0x80070091 というエラーで拒否されてしまった。chkdsk でフォルダを正しい状態に戻してから削除すればよい。
Windows Vista Business Service Pack 2 を使っていてフォルダを削除しようとすると,エラー表示のウィンドウが出てきた。
予期しないエラーでこの操作が妨げられています。このエラーコードを書きとめておくと、この問題の解決に役立つ場合があります:
エラー 0x80070091: ディレクトリが空ではありません。
当然ではあるが,このメッセージ通りに「書きとめておく」だけでは問題は解決しない。暗に「インターネットで検索しろ」という指示を出しているところが若干腹立たしいが,問題を解決することの方が重要であるので仕方ない。
「0x80070091」で検索すると,Microsoft の公式な情報はなく,microsoft.com ドメイン内でヒットするのはフォーラムの会話のみである。「更新をインストールしろ」 (How To Fix Error 0x80070091) は,うーむ怖い。「ツールをインストールすればいい」は見た目が怪しい (Can not delete folder / 0x80070091 - Vista Forums)。怪しすぎる雰囲気なのでパス。
もう少し調べてみると,do a chkdsk and make sure your files or drive are not corrupted.
(P6860 Error 0x80070091) とあるのを見つけた。これなら最悪ダメでも,システムに害はないので,これを試すことにした。
chkdsk をやれと書いてあるので,コマンドラインから起動することにした。しかし,次のエラーで怒られてしまう。
管理者モードで実行するには,コマンドプロンプトウィンドウを管理者モードで起動する必要がある。「スタート」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」を右クリック→「管理者として実行...」とする。
となるので,「Y」を入力する。オプションについては Windowsコマンド集:(chkdsk) が詳しい。Windows Vista ではフォルダ名は指定できない。
chkdsk をスケジュールして再起動すると,起動時に chkdsk が走った。これは GUI でディスクのエラーをチェックするのと同じかも知れない。
ハードディスクドライブを右クリック→「プロパティ」の「ツール」タブ→「ボリュームのエラーチェック」で起動する。コマンドプロンプトでやるのと同じかも知れない。
chkdsk をかけた後に再試行してみると,今度は削除することができた。
他にも,すぐには削除することができないフォルダもあったが,中を開いてファイルをすべて削除しフォルダを空にすると,そのフォルダも削除することができた。つまりエラーメッセージ通りである。フォルダが階層化されて多量のフォルダを含んでいる場合は手間がかかるが,1つ1つやれば削除できた。
Posted by n at 2010-05-23 07:56 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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