先日,同窓生と連絡をとった。その際,お客様相談センターの女性オペレータを攻略することになってしまったというのはウソ。
先日,師匠が亡くなった折 (nlog(n): 師匠の急逝),同窓生と連絡をとった。それもかなり無理矢理な方法で。
最後に会ってから10年以上も経過していると,電話番号もメールアドレスも変わってしまっていて,何ともならない。ただ,就職した先の企業名だけは分かっている。最後の手段は「お客様相談センター」である。
お客様相談センターに電話し,「恩師の訃報を知らせたいので,御社の社員と連絡がとりたいのだが,どうすればよいか」と率直に聞いてみたところ,オペレータの女性は上司と相談の後「社員の連絡先を教えることはできないが,こちらから連絡をさせることはできる」と対応してくれた。そこでこちらの連絡先を告げて待つことにした。
その企業には他にも同窓生が就職していることを思い出したので,もう一度お客様相談センターに電話した。しかし今度は却下された。先ほどとは違うオペレータの女性で,今回は「社員の方と連絡を取りたいのですが…」と言ったからである。「個人的なことであれば,携帯電話等でのご連絡をお願いします」という答が返ってきた。普通である。いきなり社員と連絡がとりたいというのは変な人からの電話だからである。お客様相談センターなどというところには,苦情や難クセの電話なども多いだろうし,オペレータもしっかり教育されているだろうから,ガードがめちゃくちゃ固いのである。そのような環境であっても,めげずに事情を説明したところ「先程もお電話いただいた方でしょうか」と気がついてくれ,同じように対応してくれたのである。
そしてついに全員と連絡がとれた。電話して事情を説明して分かってもらうというプロセスが,女性を口説き落としているのに似ている気がした。「正攻法だとガードが高いが,サプライズ込みの奇襲戦法だと意外と簡単に攻略!」のようなノウハウになるのかも知れないが,まったく興味がない。逆にうんざりである。
後日,お客様相談センターの,最終的に説明して状況をわかってもらった上司の男性にお礼の電話を入れ,取り次いでくれた女性にも伝えてもらったのだった。そういう電話をするのも珍しいかもしれないが。
Posted by n at 2010-07-18 11:41 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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