「ワン」と鳴くものには「フン」が付きものである。飼い主に「ワン」と「フン」をアピールするにはどうしたらいいのかデザイン。
犬の飼い主ならば,散歩するときに必ず対処しなければならないのが糞の始末である。糞をそこらへんに放置されたのではたまらんのである。犬の糞で有名だったパリも,罰金制度ができて,いくらかは改善の方向に向かっているようだ (フランス人は犬がお好き | Le vrai Japon. フランス発見 | Nippon.fr)。
日本でも,犬の糞問題は当然のことながらある。愛犬家は糞を入れる袋を持って歩いている。袋を用意していない飼い主はもちろんいけない。だが,さらに最悪なのは,袋を持っているにも関わらず糞を持ち帰らない飼い主である。つまり袋は単なるポーズなのだ。糞を放置する以上に人間が腐ってやがるんである。
フンをフンづけると,靴の溝に入ってしまって面倒なことになるので,心からお願いしたいものである。
この写真は,散歩をしているときに見つけた,埼玉県は富士見市の看板である。
赤く大きな字で「フン」,黒い点をつけて「ワン」に読めるようになっている。その下には犬の絵が。つまり,犬は「ワン」と鳴くものであり,同時に「フン」をするということである。そして,たとえこのダジャレメッセージが分からなくてもいいように,(フンの後始末おねがいします。) と書いてあり,とても親切な設計である。
「ワン」と「フン」をひっかけるアイデアは,面白いものだとは思うが,どちらかというと寒い部類に属す。デザイン的にもそれほど洗練されているとは言えない。
それでも頑張りを認めよう。私はこの看板が好きだ。
Posted by n at 2011-10-19 01:12 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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