早起きして自分の時間を持つ,という早起き生活。環境の変化によって,なし崩し的に終了した。環境の変化とは子どもである。
早起きして過ごす時間は幸せである。ほとんどの人は寝ているから,周りから生活音が聞こえてこない。世界が寝静まっているように感じる。たまに新聞配達のバイクの音がするくらいだ。
早起き生活を始めたのが 2008 年 (nlog(n): 朝4時起きの生活),2009 年も続けていた (nlog(n): 早起き生活を続けてみて分かったこと)。しかし,現在はやめてしまっている。
やめた原因は子どもである。子どもが起きてきてしまうのである。目をこすりながら起きてくると,その子どもは膝の間に潜り込んで,この父親は何をしているのだろうというように,手の方を見つめるのだ。その手はパソコンのキーボードに向かっていたり,本を持っていたり,何かを書いていたりする。パソコンの場合が8割である。
そのまま子どもも起きていると,幼稚園で眠たくなる。ところがお昼寝が大嫌いなので,頑張って起きているものだから,寝不足になって体調を崩し,週末に熱が出たりする。そんな生活は子どもにとっては健全でもクリエイティブでも何でもないので,一緒に布団に戻ろうと提案する。そしてまんまと父親も寝てしまうのであった。早起きの意味がねェ〜。
普段,子どもは隣の布団に寝ている。夜明け前に子どもが起きだしてしまうのは,隣の部屋の電気がついているからではなく,隣の部屋から物音がするからでもない。うちの子どもは,寝ながらたまに足で探りを入れ,そこに父親が寝ているかどうかをチェックしているのだった。「足で探りを入れ」はむしろ柔らかい言い方で,直接的に言うならば,要するに「たまに蹴飛ばして」みているのである。
そのため,子どもは (子どもたちは) ふたりとも布団を横断するような形で寝ている。布団に真っ直ぐに寝ないで,真横になって寝ているのはどういうことかと思っていたが,理由がやっと分かった (nlog(n): 川の字でなくHの字で寝る子)。
早起き生活ができなくなった今,どんなことになっているかというと,「夜中起き生活」になっている。夜の10時に寝て,夜中の12時から2〜3時間起きて,また7時まで寝る。この寝たり起きたりの生活が,まあ〜,不健全。いやホント。
夜中の12時はまだ大人が起きている時間だが,1時ともなれば大体静かになる。「草木も眠る丑三つ時」の午前2時から2時半の頃は本当にみな寝ていて,子どもも起きてこない (丑三つ時っていつ? 時の鐘)。その時間は,時間帯としては,とても静かですごくいい。ただし体が持たないのが難点である。
早起き生活は終了した。夜中起き生活は終了の危機というかむしろ健康終了の危機。となると,残るは「夜更かし生活」であるが,それじゃあ不健全な生活に元通りじゃん,というわけで手詰まり中。そんな最近である。
今日は文化の日か。生活習慣もひとつの文化といえそうだが,どういう生活サイクルがいいかという結論は出ていない。
Posted by n at 2011-11-03 01:19 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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