東日本大震災から1年が経った。スーパーマーケットは混雑していたが混乱はなかった。トイレットペーパーは一時的に品不足になっていたが徐々に解消された。
東日本大震災から1年が経過した。震災当日,都内では交通機関が麻痺していたが,翌日には埼玉の自宅に帰宅することができた (nlog(n): 地震の翌日に無事帰宅)。翌日以降,一番心配だったのは食料のことである。これは他の人たちも同様だったようで,近所のスーパーマーケットでは長蛇の列ができていた。
買い出しに出かけてみると,カップ麺のコーナーにはすでに品物がなくなっていた。
パスタの乾麺を購入した。まだ他にも品物はあったが,最悪の場合でも家族で3日間生き延びるくらいの量があればいいかと加減した。
店内は混雑していたが,レジの待ち時間が長いだけで混乱はなかった。
一番心配だったのは,トイレットペーパーである。やはりというか,何というか,行ってみるとすでに品物がなかった。真っ先に買いに走ったのは,1973年のオイルショックを経験した世代ではないかと思った (トイレットペーパー騒動 - Wikipedia)。トイレットペーパーについては,通常の買い置き分を大切に使った。しばらくして供給が安定し,トイレットペーパー不足の不安は解消された。
「不安ドリブン」の行動というのは不健全である。よくないと思っていても,そうするしかない。しかし,それでもパニックにならなかったのは,自分も他の人たちも「平静であることを装って」過ごしていたからではないか。一般に「◯◯するふり」はあまりよくない意味で使われるが,皆が,心中それほど穏やかでないにも関わらず「平気なふり」をして日々を過ごしたからこそ混乱を防ぐこともできたし,不安がどこまでも増大してパニックになることも防げたのではないだろうか。
Posted by n at 2012-03-11 23:10 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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