Windows XP のパソコンを,無線 LAN 対応のプリントサーバ兼ネットワークブリッジにした。
ちょうど昨年2011年の今頃,Linux サーバを無線 LAN 接続しようとしていた (nlog(n): Linux で無線 LAN の成功と挫折: WPA Supplicant の導入)。結局,WPA2-PSK での接続が安定しなかったため断念することになった。
Linux サーバで無線 LAN 接続したかった一番の理由は,それを「無線ブリッジ + プリントサーバ」にしたかったからだった。サーバの電源を ON にして放置しておけばその機能を提供してくれれば超便利じゃないかと。しかし残念ながらダメだった。
ではどうしているかというと,ヒヨッて Windows にしたのである。
構成は上図の通り。Windows XP には単に「プリンタの共有」の設定をしているだけである。無線 LAN のアクセスポイントは Corega の CG-WLR300NNH である(nlog(n): CG-WLR300NNH を購入したんだがレビュー)。このアクセスポイントには,LAN に接続されている PC 同士の通信を許可するかどうかの設定があるので許可する (「無線端末間通信」「無線‐有線間端末通信」を「有効」にする)。
プリンタにつながっている Windows XP は,当初の予定では Linux にするつもりだったが上手くいかなかった。不本意ではあるが,この構成で上手く印刷ができている。この Windows XP マシンは無線ブリッジにもなっていて,本体の有線 LAN から HUB を経由して近くのネットワーク機器に接続されている。目的は達成された。
唯一問題なのは,Windows XP を動かしている Ideapad が,フタを閉じてからしばらくするとスリープ状態になってしまうことである。スリープしているとプリンタが使えなくなってしまう。もちろん,Windows の電源管理オプションで「フタを閉じてもなにもしない」に設定しているので,設定通り動作すれば常に動作中になるはずなのだが。仕方ないので,印刷するときはいちいち Ideapad のフタを開け,ログオンするという手順になっている。面倒だ。
2013年8月15日追記:
ルータ機能も持たせました (nlog(n): Windows XP を基本機能を使ってルータ化)。
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