インクジェットプリンタ EPSON EP-302 にサードパーティ製のインクを投入した。装着した直後には認識せずに多少焦ったが,電源を入れなおしたところ認識された。
CD 盤面ダイレクト印刷可能な6色染料インクのインクジェットプリンタ EP-302 を先日購入したのだが (nlog(n): インクジェットプリンタ EPSON EP-302 購入),ついにインクが切れてしまった。メーカー純正品は1本1000円。6色だと6000円にもなる。本体が1万円強という価格なのでインクはその半額という計算になる。2回インクを交換すると本体が買えてしまうという不思議な価格設定である。ランニングコスト高すぎ。
インクが少なくなると「インクの残りが少なくなりました。」というメッセージウィンドウが表示される。この表示の時点では,まだインクが少なくなっただけなので印刷は可能である。
そしてインクがついになくなると「インク残量が限界値を下回りました。」という表示になり,印刷することさえできなくなる。Canon PIXUS i560 の場合は,インクがなくなっても (変な色にはなるが) 印刷はできたので緊急の場合に助かったが,EPSON EP-302 は印刷自体ができなくなってしまうので,非常に困るのである。しかも6色中1本でもなくなるとダメなので致命的である。
EP-302 インクは IC チップが搭載されている。これが曲者で,純正でないインクを使うと認識してくれないというトラブルが発生することがあるのだ。通販サイトのレビューを見ても,「認識された・されない」の割合は半々くらいで,リスクとしては高い。しかし,純正品はリスクは低いが価格は高いので財布にキビシイ。
今回は,「1年間保証付」を謳っているインクにしてみた (EPSON エプソン インク IC6CL50 6色セット 互換 純正 インクカートリッジ 【1年間安心保証】)。価格は6本セットで約500円なので,純正品の 1/10 である。関東への配送は無料というのも嬉しい。
左側が純正インク,右側が互換インクである。純正インクもケースは不透明なので,どのくらいインクが残っているか目視で確認することができない。「IC チップがついているから残量も分かるんですよ」ということなのかも知れないが,これは不便である。プリンタの電源を入れて,PC を起動して,接続をしなければ確認ができないからである。ケースが透明なら,インクタンクを外すだけで確認できるのだが。
一番違うのが,回路の接点部分である。左側の純正インクの接点が整然と並んでいるのに対して,左側の互換インクは基板パターンがウネウネしているのである。キモい。キモいがこれでも大丈夫なのだ。
プリンタが基板パターンのキモさを認識することはない。
互換インク装着直後,「純正インクを使用してください」という旨のメッセージが表示されて焦った。「あぁ,やっぱりダメだったか…」と思ったが,気を取り直して電源を一旦切断し,祈る気持ちで再投入。すると,おぉ,見事認識した。プリンタは,キモい基板パターンのインクを認識したのだった。
Posted by n at 2012-06-28 23:51 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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