EPSON のインクジェットプリンタ EP-302 を購入した。
愛用していた Canon 社製のインクジェットプリンタが目詰まりを起こしてしまったので (nlog(n): PIXUS 560i が目詰まり),プリンタを新規購入することにした。
要件は以下とした。
もうずっと Canon のプリンタばかりを使ってきたので,Canon でいいものがないか調べたのだが,現在出ているモデルには評判のよいものがない。そこで,他社を当たってみたのだが,CD 盤面に直接印刷できる機種は Canon の他には EPSON くらいしかない。
また,Canon も EPSON も「プリンタ本体は安く,インクは高く」という方針は同じで,インク代というランニングコストで利益を求めるようになっているので困った。しかも,インクの数は6色が基本で,注入型のサードパーティ製のインクは使えない模様。これまで注入型を使うことでコストを抑えてきたが,その方法が使えない。また,インクタンクには何らかの回路が組み込まれているようで,表向きは「インクの状態をオンラインで把握」できる機能を提供するためとなっているが,もう一つの目的は「他社製インクを排除」するためなのである。
結局,要件に上げた3つのうち,インクに関するものは断念せざるを得ないという結論に達した。
購入したのは EPSON EP-302 である (EP-302 | 単機能モデル プリンター | カラリオ | 製品情報 | エプソン)。6色染料インクである。最新のドライバは EP-302対応 ドライバー・ソフトウェア から。
印刷品質は普通である。仕様としては 5760×1440dpi であるが,フォト上質紙を使っていないので,どこまで高品質なのかは不明である。その他の使い勝手は悪くない。欠点をあげるなら,上の写真で分かるように,上面が斜めになっていることだ。できれば水平にして欲しい。水平になっていれば,上にモノが乗せられるからだ。
インクジェットプリンタには「廃インクタンク」なるものがついていて,そのタンクがいっぱいになると印刷ができなくなるという。それはこの機種についても同様だが,EP-302 の場合,廃インクタンクへのチューブにアクセスすることができるらしい (Life with tennis. : プリンター購入(EPSON EP-302))。廃インクタンクというのは,プリンタの底面についていて,フェルトが敷かれているのだそうだ (EPSON PM-G800 の場合 Life with tennis. : プリンタは使い捨てなのか?,Canon PIXUS 950i の場合CANON PIXUS 950i 廃インクタンクの交換)。そのフェルトの名称は「廃インク吸収パッド」で,交換料金は4200円になるようだ (修理対象機種・料金一覧|修理サービス|サポート|エプソン)。
2012年6月28日追記:
サードパーティ製のインクを試しました (nlog(n): EP-302 にサードパーティ製インクを投入)。
2012年10月4日追記:
CD/DVD 盤面印刷について書きました (nlog(n): ラベルプロデューサーの設定 - EP-302)。
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