だらだらと続けているうちに,このブログも開設から9年経ってしまった。
上のグラフは,Webalizer で集計した Apache2 のアクセスログのグラフである。今月のアクセスは,現時点でトータル 15 万ページビュー,1日平均6000になる。アクセス数はここ数年変わっていない。8月からアクセスが落ち込んで,そのまま元に戻っていないのは,Google が「パンダ・アップデートとペンギン・アップデート」という新しいアルゴリズムを導入したからである (Google ウェブマスター向け公式ブログ: Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました)。つまり,Google 先生はこのサイトを「ユーザーにとってあまり価値のないサイト」と判断して検索の順位を下げたのである。
このブログのポリシーは,あるひとりの人間の経験を記録することでその人自身の記憶を補助し,同時にこれを公開することで別の人間の何らかの役に立たせるものである。つまり,自己の利益を第1の目的,第三者の利益を第2の目的としているのだ。したがって,他のユーザはあくまで間接的に利益を被るのであって,直接的には「価値がない」というのは当たり前体操的なことなのである。
このサイトが送出している年間の転送量は 180 GB である。去年からは 10% 減。
RSS の購読者数については,Google Reader では,RSS 1.0 が 46 (前年比+6),RSS 2.0 が 23 (+2),Atom 1.0 が 35 (+1) となっている。それぞれのフィードの配信内容は,RSS 1.0 が概要のみ,Atom 1.0 が全文,RSS 2.0 が過去記事を含めた全文となっている (nlog(n) - フィードについて)。livedoor Reader + Fastladder の合計購読者数は 84 で,昨年の 96 から激減している ([TopHatenar] nlogn.ath.cx さんの順位)。
9周年というのは地味過ぎて微妙にもったいない年である。というのも,「10周年」というとキリがよくて華々しいので,それを目前に控えた9周年には「あと1年続ければ」という思いしか感じられないからである。来てもいないし達成するかも分からないような先を見るのは,目の前の現実を味わうことを放棄することになるのと同じである。来年のことを言うと「鬼が臍で茶を濁す」である (違うな)。現実を味わわないのは実にもったいない話なのである。美術展の話と同じだ (nlog(n): 美術館でよく見かける風景)。しかし,頭では分かっているつもりでも,…それでもまだ,あと1年で10年かと思ってしまう。「100円」よりも「98円」の方が,「現実の2円よりも安く感じる」のと同じようなものかも知れない。
ともあれ,9年間も続けてこられたのは,購読してくださる方がいるからです。読んでもらっているだけで何故か続けられています。今後ともよろしくお願いします。
2014年1月26日追記: 10周年を迎えました (nlog(n): おかげさまで10周年)。
Posted by n at 2013-01-26 17:25 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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