ノートパソコンの下に敷いて風で冷却する装置を中国サイトの AliExpress で購入した。
Linux が動作している自宅サーバはお古のノートパソコン ThinkPad T42 である (nlog(n): 自宅サーバを ThinkPad T42 に交換)。サーバは24時間営業なので本体が非常に熱くなる。そこでノートパソコンの下に敷いて風で冷却する装置を置いていたのだが (nlog(n): ノートパソコン用冷却装置交換),ファンから異音がするようになってしまった。その冷却装置は,アクリルに厚みがあってしっかりしていて,温度検知センサを備えていて暑い時だけファンが回り,USB 機器が接続できるポートがついているという,よい作りのものだったので残念である。
よい機器でも,経年劣化はするものだ。ファンだけを交換すればいいのだが,ファンは1個1000円程度するので,2つ買うと冷却装置本体よりも高くなってしまう。
そこで,今回は試しに中国通販を利用してみることにした。商品は USB Notebook Cooling Pad IT-CP02 である。値段は US$6.60,日本円で685円と格安だった。送料は無料。不安要素としては,中国製品で,中国サイトで,実物が見られないことである。
それが届いた。注文してから到着までは1か月弱。送料無料はいいが,上の写真の通り,箱はほどよく潰れている。上の写真の箱の下に写っている薄いビニール袋に入っているだけなので,潰れるのは当然といえば当然である。
箱は潰れていたが,中身は無事だった。アクリル板は薄くて強度はなく,ヘナヘナである。ファンは無事に回ったが,見た目弱そうなので耐久性が心配である。温度センサはついていないので,ファンは回りっぱなしになる。複雑な機能がついていないため,回路もついていない。何と USB とファンは直結である。
惜しむらくは,USB ポートの仕様である。外箱にはオスとメスが一体化した USB 端子の写真が掲載されている。これだったらよかったのに。実際の製品は USB Type A のオスの端子がついているだけ。これは Web にある写真と同じなので,文句はつけられない。オスメス一体型でないと何が良くないかというと,ノートパソコンの USB ポートを1つ消費してしまうからなのである。ThinkPad T42 には USB ポートが2つついているが,USB 接続の外付ハードディスクを2台つなげたい。ファンで1つ使うと,1つ足りなくなってしまうのだ。
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