時間をかけて再インストールした Mac OS X Maverics だが,この際なので最新版の El Capitan にアップグレードする。Yosemite すっ飛ばし。
ハードディスクが初期化されたので,OS を再インストールし Mac OS X 10.9 Mavericks となったのだが,Apple は毎年 OS を更新してくるので,その後 Mac OS X 10.10 Yosemite となり,現在は2015年9月にリリースされた Mac OS X 10.11 El Capitan となっている。エル・キャピタンは,米国ヨセミテ国立公園にある花崗岩の一枚岩の名前で,その風景はデスクトップのデフォルトの壁紙になっている (OS X El Capitan HD desktop wallpaper)。
せっかくインストールした Mavericks だが (nlog(n): 初期化された Mac に Mavericks を再インストール),この際なので最新版の El Capitan にアップグレードすることにした。Yosemite は使わず終いとなった。
App Store で OS の最新版をダウンロードする。OS のイメージは巨大なのでかなりの時間を覚悟しなくてはならない。
ダウンロードが終わると,再起動をうながすウィンドウが表示される。
私はそのまま「再起動」ボタンを押してしまったが,しまった,これは失敗だった。「再起動」を押すとインストールが始まるのはいいのだが,ダウンロードした OS のインストールファイルも消えてしまうからだ。再起動する前に,コピーをしておくべきだった。ダウンロードされたインストーラの保存先は OS 毎に決まっている。インストーラを USB メモリに入れておけば最新版の OS をクリーンインストールすることができるのだ (OS X の起動可能なインストーラを作成する - Apple サポート)。createinstallmedia コマンドでは USB メモリなどの外部メディアが必要。
外部メディアを用意できない場合は,次のようにひとまずイメージファイルのバックアップをとっておくとよい。
インストールイメージを保存しておけば,ここから起動可能な ISO イメージを作ることもできる (Creating a bootable El Capitan ISO image - 0xcafebabe)。
Mac OS を El Capitan にしたところ,iCloud Drive にするかという問い合わせのウィンドウが表示された。これまで使ってきた「iCloud」は Yosemite 以降は使えなくなり「iCloud Drive」になるというのだ。
iCloud Drive が使えるのは,Mac OS X Yosemite 以降と iOS 8 以降。つまり,iOS 7 の iPhone や iPad はクラウドバックアップができないということになる。クラウド環境は共通なため,iCloud を使っている OS のどれかで iCloud Drive を使う設定をすると,すべてが iCloud Drive になってしまうので注意が必要だ。
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