男性用トイレにカバン置き場ができて嬉しい。ちょっとしたイノベーション。
昔の男性用トイレには,純粋に小便器しかなかった。手荷物を持って入った時,その荷物をどうするかが大問題だった。床は濡れていることがあったりして絶対に置きたくない。便器の上の狭いスペースにも置きたくないし,たまに誰かのツバがついていたりしてかなり危険である。小便器に唾を垂らす人が少なからずいて,その中には小便器に命中させられない人がいるのである。ああ,思い出したくもない,胸のあたりがムズムズする。
さて,ある時期から小便器の上に棚がついているトイレが増えてきた (上の写真参照)。これはありがたかった。どうして今までこんな簡単なことに気がつかなかったのだろうかというほどで,簡単な仕組みでありながら実に効果的。不思議なことに,昔は皆無だったのである。
この棚のご利益は次の通り。
荷物が置けるのはもちろんだが,壁がその分だけ奥にいくことになるので圧迫感がなくなる。すると,一歩前に進みやすくなるのである。一歩進んで欲しいというのは,トイレ掃除をする人にとっては切実なことで (nlog(n): 男性用トイレで見かける注意書きだけれども),そうすることで「松笠の雫」が小便器の外に垂れて床を汚すことがなくなるのである。結果的にトイレの床がキレイになる。次にトイレを使う人にも掃除をしてくれる人にも,どちらにも嬉しい効果があるのだ。
食パン切り機以来のすごいことなんじゃなかろうか (sliced breadの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク)。
Posted by n at 2016-03-28 04:45 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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