freetel の今月の現在までのデータ利用量を家族と共有する。利用量が表示されているページを wget でダウンロードしてきて,これを家族と共有することにする。
今年の4月,私の PHS 回線を freetel に乗り換え,妻の docomo 回線を freetel に乗り換えた (nlog(n): さようなら Y!mobile こんにちは freetel)。契約は私の名義にしたので,freetel の2回線を私が管理していることになる。freetel では,データ転送量に応じて料金が変わるプランになっていて,1GB, 3GB, 5GB, 8GB を境にして料金が約500円ずつジャンプアップする仕組みになっている (FREETEL SIM|料金・プラン|FREETEL(フリーテル))。つまり,例えば 2.9GB と 3.0GB では料金に差が出てくるということになる。
したがって,自分の使っている回線の転送量を把握しておけば,料金を安く済ませることができる。しかし,転送量は私のアカウントでしか見ることができない。妻とパスワードを共有するという解決方法もあるのだが,「変なところを押すかも知れないのでイヤ」という。確かに,そのページには「節約モード」の切替スイッチがある。
そこで,freetel の転送量のページだけを自宅の Web サーバにコピーしてきて,そのページを妻と共有することにした。
自宅の Linux サーバで,1時間に1回 freetel にアクセスして転送量のページをダウンロードしてくる。現在までの転送量は,「節約モード設定」のページで確認することができる。URL は https://mypage.freetel.jp/SavingMode である。1時間に1回の定時アクセスは cron を使い,ページのダウンロードには wget コマンドを使う (GNU Wget - Wikipedia)。
動作環境は,Vine Linux 6.2, wget 1.14 である。
freetel マイページへのログイン方法を調べておく。ログイン : FREETEL Mypage のフォーム部分は次のようになっている。
次のようなシェルスクリプトを用意する。スクリプトの名前は例えば freetel.sh などとしておく。uerid と password の部分は自分のものに設定する。
ここでは2回 wget を使っていて,1回目はログインページで認証し,それをクッキーに保存しておいて,2回目の「節約モード設定」ページへのアクセスの際に使っている。「節約モード設定」のページを SavingMode.html ファイルに保存して終了する。
wget は,デフォルトでは既存のファイルに上書きしないので,-N スイッチをつけて強制的に上書きさせている (GNU Wget 1.9 Manual: タイムスタンプ)。
cron の設定は,1時間に1回のアクセスにするなら次のように書いておく。/path/to/freetel にはシェルスクリプトを保存してあるディレクトリを指定する。
ダウンロードしてきた SavingMode.html ファイルを Web アクセスできる場所に保存して,その URL を家族と共有すればよい。必要なら Basic 認証をかけておけば OK。
Posted by n at 2016-07-13 21:47 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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