Pokémon GO では,ポケモンを集める以外に,もうひとつ楽しみがある。ジムバトルでキズぐすりだ。
初心者としては,まずジムバトルというものが何なのか,ということから始める必要がある。Pokémon GO では,ポケモンを集めることの他に,ジムを自分の陣地にするという遊び方もある。それの何が楽しいかというと,「自慢」できるからである。ジムに自分のポケモンを配置するには,バトルに勝つ必要がある。バトルに勝てるということは,それだけ強いポケモンを持っているということになり,「オレはこれだけ強いポケモンを見つけて育てたぜ,すげぇだろ,えっへん」という顔ができるのである。バトルに防衛すればポケコインがもらえるという利点もあるようだが (【ポケモンGO】ジムバトルに勝利してポケモンをジムに設置!ポケコインを手に入れるチャンス!|ポケモンGO攻略Wiki - GAMY(ゲーミー)),それはもっと先の話。
ジムバトルをする段になって,はじめて「青・赤・黄」の3種類のチームが意味を持つようになる。レベル5になると強制的にどれかのチームに所属しなければならないが,レベル5程度ではジムバトルをしてもケチョンケチョンにやられるだけなので,ジムのことを考える余裕はなく,それゆえ適当にチームを選ぶことになる。しかし,レベルがあがってくるとチームの色がだんだん大きな意味を持つようになってくるのだ。
「ジムレベル」というのは,ジムを占拠できるポケモンの数である。ジムには同じチームのポケモンしか所属することができない。自分と同じチームが占拠しているジムなら,空席があればバトルなしでポケモンを所属させることができるし,空席がない場合でも1匹に勝てば所属が可能である。ところが,違うチームのジムバトルでは話が違ってくる。違うチームのジムにバトルをしかける場合,全部のポケモンに勝たなければそのジムを奪取することができないのだ。ただ,自分で使えるポケモンは1匹だけではなく,「選ばれし6匹」の総力戦なので,全部のポケモンを使って勝てばよいのだ。
では,レベル5のときにどのチームを選べばよかったのか? 単にジムにポケモンを所属させたいというだけならば,周囲のジムを見回して人気の色を選べばよいことになる。少ないバトルで配置が可能だからだ。しかし,他のチームからジムを乗っ取ってやりたいなら,違う色を選んだ方がその機会が増える。結局のところ,選んだ色が何であれ,それぞれに違う楽しみ方ができるので,単に「好きな色」で選ぶのがよいのではないかと思う。私の周囲では,青が一番多く,次に赤,少ないのは黄である。私は考えなしに赤を選んだが,バトル好きなので数の少ない黄を選べばよかったかと思っている。
さて,ジムバトルの戦い方だが,何の知識もなしでバトルに臨んだ結果,あっという間に消滅してしまった。左右にスワイプして逃げまわるばかりで,攻撃の仕方が分からなかったのだ。
攻撃するには,自分のポケモンを連続タップするノーマルアタック,長押しするスペシャルアタックがある (【ポケモンGO攻略】バトルの勝率を上げるポイント・操作方法まとめ [ファミ通App])。なるほどそういうことかと思ってふと見渡すと,向かいのベンチに座っている小さい女の子がスマホの画面を「テンテンテンテン! テンテンテンテン!」と叩いているではないか。そうかお前か,せっかく手に入れたジムをいとも簡単に乗っ取っていったのは! 可愛い顔してコンチクショー! (笑) それもまた楽し。
ジムバトルに慣れてくると,バトルの最中に「効果はばつぐん」「効果はいまひとつ」などが表示されることに気づく。これはポケモンの相性の問題で,ジャンケンで言うならパーにはチョキが強いがグーには負けるというようなことが起こる。虫タイプには鳥タイプで対戦するなど,弱くても勝てるポケモンを探すのも楽しい。
自分のポケモンをジムに所属させた後,そのジムに戦いを仕掛けると,自分のポケモンと自分のポケモンが戦うことになる。そして消耗すれば「キズぐすり」が使える。やった! キズぐすりを無駄に捨てずに済むぞ。ただし,自分のポケモン同士で戦うことに何の意味があるのかは分からない。
ジムバトルが楽しいのは,たとえ全部のポケモンに勝たなくても,勝った分だけジムレベルを下げることができるからである。自分の手持ちのポケモンが弱くても,ジムを弱体化させることはできるのだ。
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