Synology の NAS DS216j に Docker をインストールしようと思ったら,非対応だった。
Docker はコンテナ型の仮想化環境を提供するオープンソースソフトウェアである (Docker - Wikipedia)。Docker を動かせば,そこに独立した環境が構築できる。環境の構築に失敗したときは,導入したソフトウェアをアンインストールする必要はなく,単にそのイメージを捨てればいい。Docker 上で GitLab の構築もできるらしい (GitLab をインストールしよう! (Docker Image) - Qiita)。GitLab なら非公開のリポジトリを作り放題だし,自分のサーバで管理ができる。
Synology NAS を選んだ理由の一つは,Docker がインストールできるという情報があったからである。
・2種類の仮想化に対応
コンテナ型のDocker DSM、完全仮想化のVirtual DSMに対応。ライブマイグレーションもサポート【清水理史の「イニシャルB」】 DSM 6.0で格段に使いやすくなったSynology NAS DiskStation 716+/216jの2ベイモデル2製品を試す - INTERNET Watch
Synology の公式サイトにも紹介されている (Docker | Synology Inc.)。コンテナの作り方も解説されていて至れり尽くせりである (コンテナの作成 | Synology Inc.)。さて,それではと思い,Docker をインストールしようとしたが,DSM に Docker インストール用のアイコンが見つからないではないか。Docker の「適用機種」をよくよく見てみると,DS216j がリストにないことが判明した (泣)。
16 シリーズ: RS2416RP+, RS2416+, RS18016xs+, DS916+, DS716+II, DS716+, DS216+II, DS216+
Synology の機種の命名規則は独特で,数字の「下二桁」がシリーズ名になっている。DS216j の場合,「16」で終わっているので「16 シリーズ」なのである。上記のリストには,DS216+II はあるが,DS216j はない。購入の際に参考にした 上記の記事)は Synology NAS 2製品の紹介で,確かに DS716+ は Docker に対応している。しかし DS216j が非対応だとはどこにも書かれていないのだった _| ̄|○
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