nlog(n): デュアルディスプレイへの険しい道のり

Sun March 14, 2004

デュアルディスプレイへの険しい道のり

液晶ディスプレイを購入した。現在使用中のディスプレイと合わせてデュアルディスプレイにする目論見(もくろみ)である。しかし、色々な困難に直面し、かなりメゲている。デュアルディスプレイ環境の実現には、まだまだ長い道のりが残されているようなのだ。

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OS は Windows 2000、VGA カードは ASUS V9520/TD(nVidia GeForceFX5200 チップ搭載) 、液晶ディスプレイはアナログ XGA(1024×768) という環境に、新たに購入した SXGA(1280×1024) の液晶ディスプレイ(アナログ+デジタル DVI-D)を接続する。

ショック1: ディスプレイに星が!
デュアルとは関係ないことではあるが、液晶ディスプレイに電源を入れてみると、右下に点灯したままの緑色の星を発見。製品にバラツキがあることを分かってはいたが、少し悲しい。常時点灯・消灯が6点以上なら交換できるというが…。

ショック2: 社名が違う
これもデュアルとは関係ない。購入したのは「hyvision」社の製品である。ところが MV173 という型番を調べてみると「Megavision Systems, Inc.」となっているのである。

ショック3: 異なる解像度のデュアルは不可能
Windows 2000 は、マルチモニタに対応している。しかし、異なる解像度のマルチモニタ出力には対応していない。新しいディスプレイの解像度を 1024×768 に下げるしかない。解像度を下げて設定してみると、「画面のプロパティ」→「画面の領域」は「2048×768 ピクセル」となった。つまり、Windows には横長の1つのディスプレイとして認識されたのである。2画面出力は成功した。横に広く使える。しかし、あまり嬉しくない。解像度を下げたので、本来の性能が発揮できなくなっているばかりでなく、ぼやけてしまい解像度の低いディスプレイよりも見づらくなっているのである。

ショック4: 右画面はプライマリディスプレイにならない
マシンを置いてある位置の関係で、右側に新しいディスプレイを置いてメインで使いたい。右側に置くことは可能。しかし、プライマリディスプレイにはできない。当たり前といえば当たり前だが…。

ショック5: デジタルとアナログの比較は予想外の原因で不可能
新しいディスプレイはデジタルとアナログの2つの入力を持っている。VGA カードと両方のケーブルで接続し、デジタルとアナログをパチパチと切り替えてみれば、デジタル入力とアナログ入力の違いが分かるはずである。しかし、ここで問題が発覚。ケーブルの厚みが邪魔をして、VGA カードに差し込めないのである。これはケースとVGAカードの相性問題とでも言えばよのだろうか…。ケースにつかえて入らないというのは珍しい。

OS を Windows XP に~~しなければならないようだ~~ すれば，2つの異なる解像度のディスプレイを使えるようになり，右側をプライマリディスプレイにもできるようになる。となると OS の入れ替えとアプリケーションの再インストールが必要。考えただけで気が遠くなっている。

マルチディスプレイとデュアルディスプレイについてのまとめ

複数画面のことをマルチディスプレイという。デュアルディスプレイは2画面を使うことであり，すなわちマルチディスプレイでもある。一般に，デュアルディスプレイという表現は，2画面マルチディスプレイより強い意味合いで使われる。デュアルディスプレイと呼ぶ場合，それぞれの画面の解像度と画面の位置関係の独立性が強いことを表す。つまり，デュアルディスプレイであれば，画面ごとに違う解像度が設定でき，左右を逆に配置したりすることも可能である。デュアルディスプレイでないマルチディスプレイの場合，独立性は低く，単に画面を広く使うことができるだけとなる。横方向に画面を広げる場合を水平スパン，縦方向に広げる場合を垂直スパンと呼ぶ。Windows XP はデュアルディスプレイに対応しており，Windows 2000 はデュアルでないマルチディスプレイの対応となっている。独立性の高い3画面はトリプルディスプレイと呼ばれる。