nlog(n): SD-R5112 の情報ページが消えている

Fri April 30, 2004

SD-R5112 の情報ページが消えている

東芝製の DVD-RW SD-R5112 の情報を東芝さんがここに出してくれていたのだが、消えてしまった。生産が終了しても情報だけは残しておいて欲しいものである。

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もともと、この製品は微妙な経歴を持つ。OEM 用として作られており、東芝が直接販売することはなかった。それが一般に販売されていたということは、つまりバルクであった。そして、サポートは当然なし。しかし、それでも魅力があった。

低価格
RAM の再生が可能

購入した 2003年7月の時点で(まだ1年も経っていない) 16,500円。当時人気のあったパイオニア DVR-A05-Jが2万5千円だったので、これは格安であった。そして、当時の DVD-R/RW ドライブとしては珍しく、RAM の読み込みが可能だったことも魅力の一つであった。

東芝の製品一覧 (すでに生産終了となっているモデル)からもなくなっているのは、この製品がバルク販売しかされていなかったことと関係があるのかも知れない。

さて、ドライブのスペックについてはてなダイアリー - SD-R5112さんが残してくれているので、これを参考にまとめておく。

インターフェイス: ATAPI
記録: DVD-R 4倍, DVD-RW 2倍, CD-R 16倍, CD-RW 4倍, HS CD-RW 10倍
再生: DVD-R 4.8倍, DVD-RW 4.8倍, DVD-ROM 12倍, CD 40倍, DVD-RAM
平均シークタイム: DVD 130ms, CD-ROM 110ms, DVD-RAM 200ms

ソフトウェアとしては、DVD 記録用に Drag'n Drop CD+DVD 3 と PowerProducer DVD DE、再生用に PowerDVD XP OEM版が付属していた。Drag'n Drop CD+DVD の最新バージョンは 4 だが、古いバージョン 3 のアップデートプログラムも公開されている。

BHA の B's Recorder GOLD 3.29 は SD-R5112 に対応していない。

公式サポートがないので、最新ファームウェアも提供されないのは残念。しかし、オウンリスクでアップグレードすることはできる。The firmware page :: Toshiba SD-R5112 でリージョンフリー化つきのファームウェアが公開されている。SD-R5112 にはいくつかの種類があるらしく、適用できるファームウェアも異なる。アップグレードの手続きは次の通り。