都営新宿線で見つけた、痴漢に反対するポスター。お婆ちゃんも反対している。
「痴漢させない! ゆるさない!!」
痴漢は犯罪である。そのこととは別に、ポスターに描かれた人たちに注意が行ってしまう。それぞれの反対の理由は何だろうか? 中央の OL、後ろの女子高生は、直接被害にあう可能性のある人たちである。後ろの主婦は、昔あったことがあるのだろう。そして、お年寄り。大昔にあったことがあるのだ。そうに違いない。
そう思いたい。
もう少し考えてみよう。ポスターには男性の姿もある。直接被害にあうとは考えにくいので、正義感に溢れる人と考えるのがよさそう。痴漢は犯罪だからである。そう考えると、ポスターに描かれる人物としては、正義感を持っていれば誰でもいいということになる。しかし、よく考えてみれば「犯罪」というのは誰かが非常に迷惑するから犯罪たりうるのであって、その被害者は女性である。したがって、被害者としての女性が強く反対しているのである。こう見ると、ポスターに描かれているのは、単に「正義の人」というのではなく、それ以上に意志を強く持っている人であることが分かる。つまり、男子高生は隣の女子高生の彼氏であるから、間接的ではあるが大きい被害にあう可能性があるので強く反対している、と見ることができる。左端の男性が強く反対している理由は、隣のお婆ちゃんの歳の離れた旦那だから。
かどうかは定かではない。
Posted by n at 2004-11-23 23:20 | Edit | Comments (4) | Trackback(0)
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痴漢に間違われた人かもね。
Posted by: polluces at November 24, 2004 18:01「間違われた人」で思い出したことがあります。痴漢の濡れ衣を着せられた場合、駅の事務所に行ってはいけないと言われています。行ったら最後、人生は崩壊します。弁護士を呼ぶなりして、駅事務所に入る前にケリをつけましょう。
Posted by: n at November 24, 2004 22:40それぞれの人物の細かい理由・整合性は考えられらていない。何故ならば一人一人は「漠然とした一般市民」の記号だから。一般市民が怒ってると言ってるだけの正義面した薄っぺらいポスターです。
Posted by: ito at June 01, 2015 00:15ito さん
Posted by: n at June 01, 2015 01:18おっしゃる通りですね。