印刷用表示へ切り替え 通常表示へ切り替え 更新履歴を表示 更新履歴を隠す
Photo プリンタの詰め替えインク - アーベル社製の場合

サードパーティーのプリンタ詰め替えインクを試す。今回補充するインクはアーベル社製のもの。以前試したユニオンケミカー社やゼネラル社とは、これまたやり方が違うのだった。

■ ■ ■

キヤノン製プリンタ PIXUS 560i に アーベル社 のプリンタ詰め替えインク ARIC3EBK(黒色) を補充する。このインクは、nlog(n): プリンタの詰め替えインク で試した、ユニオンケミカー社とゼネラル社を足して2で割った感じ。しかし、「すべてがいいとこどり」かというと、ちょっと微妙。

詰め替えインクセットの中身
詰め替えインクセットの中身


内容は非常にシンプル。インク、シール、栓が入っている。見慣れないのは「ガイドシート」なるボール紙。

ガイドシート
ガイドシート


ガイドシートは、インク注入口を空けるために使うものだった。インクに合わせると、「PUSH」と書いてある位置とピタリと会う。よく見ると、実はピタリとあっているのは、「PUSH」の裏側にあるインクタンクの窪みである。「PUSH」の位置がズレているので、このガイドシートなるものがあるのだ(なくても間違わないけどさ)。

フィルムに穴を開ける
フィルムに穴を開ける


説明書には「ボールペン等の先でフィルムに穴をボールが見えるまで完全に開けてください」とある。ボールペンを使ってもよいのではあるが、ボールペンの先が傷つくとボールペンの方が使い物にならなくなってしまうので、カッターを使った。なるほど、タンクの上部に丸いボールのようなものが見えてきた。

ここで気がついたのは、ゼネラル社製の場合 とインクの補充口が違うことである。ゼネラル社の場合は、別の場所にドリルで穴を開けるようになっていた。

インク注入口にはめ込む栓
インク注入口にはめ込む栓


アーベル社製の場合、タンクについている「ボール」を容器内部に押し込むことで、タンクに穴を開けることになる。この穴はゼネラル社のものよりも大きくなる。左のクリーム色の栓がアーベル社のもので、右の黒い栓はゼネラル社のものである。アーベルの方が太い。そして、よく見ると太い中にも、少し太いのとすごく太いのがあることが分かる。「少し太い」方で穴を開け、「すごく太い」方で栓をするのである。

インク注入口
インク注入口


「少し太い」方の栓でボールを押し込み、穴を開ける。ボールはタンクに強力にはまっているので、かなり強く押さなければならない。栓を下に置き、インクタンクを手で持って下に強く押し込む。すると「バチン!」という大きな音がして、ボールがタンクの内部に「落ちる」(実際は跳ね上がる感じ)。ドリルで穴をあけるのと、どちらが野蛮かというのは、判断が難しいところである。

インク出口に貼るシール
インク出口に貼るシール


インク出口にシールを貼る。このシールを貼らないと、インクを注入しているときに「ボタボタッ」と垂れてきて、大変な目に遭うことがある(慣れればそのようなことはないが、安全に越したことはない)。そして、インクを注入する。

インク注入口に栓をする
インク注入口に栓をする


最後に、インク注入口に「すごく太い」方の栓をして完了である。インク出口のシールを貼ってプリンタに装着する。

おまけ: アーベルとゼネラルの比較

インクのノズル
インクのノズル


インクのノズルは、アーベル社の方が細い。ゼネラルは太いため、別にアタッチメントをつける必要があった。アタッチメントにはインクが残るため洗浄が面倒であった。この点、アーベル社は一手間少なくて便利である。

インク注入口の比較
インク注入口の比較


タンクに開ける穴に関しては、アーベルの方が大きく、ゼネラルの方が小さい。穴のあけ方に違いはあるものの、どちらも結構野蛮ではある。これは好みによるが、私はゼネラルの方が好きである。

それにしても、キヤノン純正インクに書いてある「PUSH」の意味は何なのだろうか?

Posted by n at 2004-11-24 01:02 | Edit | Comments (4) | Trackback(3)
Trackbacks

  • 「手違いで複数トラックバックを送ってしまった!」という場合でも気にしないでください (重複分はこちらで勝手に削除させていただきます)
  • タイムアウトエラーは,こちらのサーバの処理能力不足が原因です (詳細は トラックバック送信時のエラー をご覧ください)
  • トラックバックする記事には,この記事へのリンクを含めてください(詳細は 迷惑トラックバック対策 をご覧ください)
プリンタのランニングコスト大幅ダウン!INK77 OnlineShopがオープンしました。
インクジェットプリンタの純正インクは1ccあたり100円もします。プリンタのインクは高級ワイン並みというたとえがありますが、INK77ではインクコストが20分の1、1ccあたりたったの5円です。 (200ccリピートタイプ=1050円 写真左、右は200cc... Trackbacked from: ニュース - INK77 超低価格!詰め替え用プリンタインク at July 11, 2005 08:55
CANON用新型コンパチブル・カートリッジセット発売
■インク注入が簡単 ■カートリッジをプリンターにsetしたままインク注入が可能になった画期的な製品です。 ■カートリッジ内部はスポンジレスタイプですので純正カートリッジの約1.5倍のインクが注入できます。 ■カートリッジ上部に注入口があります。(... Trackbacked from: ニュース - INK77 詰め替え プリンタインク 超低価格! at July 24, 2005 08:11
「Inke CN-03/3e、Inke CN-06 」なるキャノン用の自動インク補充装置が出た!
「Inke CN-03/3e、Inke CN-06 」なるキャノン用の自動インク補充装置が出たようです。「約2〜3分で充填完了!!」って、「手作業でやった方が全然早いんじゃ?」というのは、言いっこなしですよ。こういうグッズ、おもしろすぎて、おもしろすぎて。ものすご〜く、共感を... Trackbacked from: 詰め替えインクブログ - tsumekaeinkさんのブログ - 詰め替えインク.com at September 14, 2005 19:19
Comments

>>キヤノン純正インクに書いてある「PUSH」の意味
プリンタにセットしたときにここを「カチッ」と言うまで押し込めの意。

Posted by: 須賀利通 at August 18, 2009 18:15

須賀利通 さん
あーなるほど!

Posted by: n at August 19, 2009 04:17

詰め替えインク36ml黒とイエロー
1個ずつの注文

Posted by: 伊藤光久 at August 29, 2017 18:16

伊藤光久 さん
詰め替えしてらっしゃるのですね。私がやっていたときも黒とイエローが早くなくなっていました。

Posted by: n at September 10, 2017 00:37
Post a comment
  • 電子メールアドレスは必須ですが,表示されません (気になる場合は「メールアドレスのような」文字列でもOKです)
  • URL を入力した場合はリンクが張られます
  • コメント欄内ではタグは使えません
  • コメント欄内に URL を記入した場合は自動的にリンクに変換されます
  • コメント欄内の改行はそのまま改行となります
  • 「Confirmation Code」に表示されている数字を入力してください (迷惑コメント対策です)


(必須, 表示されます)


(必須, 表示されません)


(任意, リンクされます)


Confirmation Code (必須)


Remember info (R)?