期限切れの IC テレフォンカードを電話機にセットしてみた。残り度数が表示されるではないか! 使えるかも知れないという期待が半分、使えたら有効期限の意味がないではないかという反感が半分、でボタンをプッシュ。スタートボタンを押すと…ここで初めてゲームオーバーが知らされた。使えないのなら、最初に言ってくれ。
持っている IC テレフォンカードの期限が2004年9月30日で切れた。有効期限があることに気がついたのが10日前なのだから、その時点で既に手遅れなのが確定。しかも、手持ちのカードは2枚もあり、残りは45度数と71度数もあったのである(nlog(n): IC テレフォンカードの有効期限)。そして、結局どちらのカードも1度数も使うことなく、メデタク有効期限を迎えたのであった。
これはその後日談。
IC 電話機を見つけたので、期限の切れたカードをセットしてみた。カードの残り度数が「45」と表示される。そして、「ダイヤルしてください。↓ゆっくりダイヤルする時」とも表示される。
何と言うことだ。使えるのか? 使えるのは嬉しいが、使えてしまっては有効期限を設定した意味がないではないか。期待と不安が入り混じった中、「ダイヤルしてください」の指示通りにボタンをプッシュした。そして最後に「スタート」ボタンをプッシュ。
受話器から女性の声が聞こえてきた。事務的な女性の声が…。そして画面にはこう表示された。
やはり使えなかったのである。使えなくて当たり前。しかし、この電話機の仕打ちはどうだろうか? 「ダイヤルしてください」などといかにも使えそうに見せかけて、使ってみようものならハイ使えません。しかも「料金を追加しろ」ときたもんだ。もともと使えないのだから、追加もへったくれもない。料金は「新規に」必要なのである。そんなことなら、カードを置いた時点で、そのカードの残り度数と有効期限切れの表示をすべきではないか? もちろん、ダイヤルする前に、である。
想像するに、この中途半端な動作は、途中でカードの残り度数が0になった場合を流用した、という線が濃厚である。つまり、カードを乗せた時点では、カードの有効期限が切れていても切れていなくても同じ動作をする。そして、途中からが少しだけ違うのである。話中に残り度数がなくなったときは「料金を追加して下さい」と表示する。同様に、(話していないけれど)ダイヤルが終わって話せる段階に来たときに、有効期限が切れていることが判明し「料金を追加して下さい」と表示するのである。
あまりの出来の悪さにショックを受け、脱力し、その場にへたり込んでしまった。(「へたり込んだ」はウソです。スミマセン、大げさでした。)
2005年1月23日追記:
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通話中に期限切れの対応のためかな?
Posted by: polluces at November 27, 2004 18:51そんなレアな事を優先する方がどうかしてるか。
試してみたい気はするけど...。
期限の日の 23:55 頃から電話をかけ始めるという実験ですね。
Posted by: n at November 29, 2004 23:22例えば、「やった! 24:00 を過ぎても使える!」と分かったとしても、そこで受話器を置いた時点で使えなくなってしまいます。ギャフン!
「ここまで作り込みが甘いものに、それだけの労力をかける価値なし」という判断が正しいでしょう。