全身に金粉を塗って歩く男3人組のテレビCM。「金粉を塗ると死んでしまう」というのは迷信だと分かっているのに、なぜか心配になってしまう。
Yanagi's BLOG 3:耳に残る... も注目している「フクピカ」のテレビ CM では、お笑いトリオ 安田大サーカス が全身に金粉を塗り込んで道路を歩いてくる。ただでさえインパクトがある3人組なのに、金に塗ったらなおさらである。
金粉を見ると、どうしても思い出してしまうのは「全身に塗ると皮膚呼吸ができないため死んでしまう」という話である。「30分以上そのままにしているのは危険」というのだ。これはデマなのだが、知っていてもドキドキしてしまう。それは子供の頃に言い聞かされていたからだと思う。
「金粉で死ぬ」はかなり古くから伝わるデマだったが、これを世界中に広めてしまったのが007シリーズの「ゴールドフィンガー」であると言われている。映画の中で、ボンドガールが全身に金粉を塗られて殺されるシーンがあるのである。この作品は 007 シリーズの第3作目で、製昨年は 1964 年、今から 40 年前である(007/ゴールドフィンガー)。「皮膚呼吸ができない」という理由に説得力があるようで、うちの親などはいまだに信じている。
最近は Web で多くの人が情報発信をするようになり、この手の噂の真偽を推測する情報が多くなった。これは有難いことである。昨年、News グループ fj.questions.misc でも話題になり、まとめが Unix Magazine の 2003 年 6 月号に載った。ゴールドフィンガーの話題以外のフォローは次の通り。
安田大サーカスのコントでは、真ん中の団長が一瞬で洋服を引き剥がされてフンドシ一丁になり、左側の HIRO が「ドン・ドン・ドン」と歌い(村祭りの太鼓のリズムで)、右側の声の異様に高いクロちゃんが紙ふぶきを撒き散らす。見るたびに、「紙ふぶきを掃除するのが大変そうだ」と思ってしまうのであった。
Posted by n at 2004-12-28 22:46 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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