nlog(n)

デジカメを購入した。店独自の5年間保証をつけるか迷ったが，やめてしまった。自分の中にある悪と長期間に亘ってつきあうのが嫌だからである。

毎日持ち歩いているデジカメはもうボロボロ(nlog(n): 覗き窓がポロリ)。そこで，新しい製品を購入することにした。購入したデジカメは CASIO EX-S500。500 万画素のスリム型である。

ビックカメラ の店頭で 37,800 円。さらに 15 % ポイント還元だったので，実質3万3千円くらい。製品の購入に関してはそれほど悩まなかったのだが，オプションの保証をつけるかどうかで悩んだ。

支払い時に，店員からオプションの保証についての説明があった。「この製品は 15 % のポイント還元となっていますが，このポイントのうち 5 % を使っていただくと 5 年までの延長保証となります。」とのことだった。他にもいいことがある。まとめると次の通り。

• オプションの保証は，メーカ保証ではなく販売店独自のもの
• オプションの保証に必要な額は，還元するポイントのうちの 5 % (つまり，15 % 還元が 10 % 還元になる)
• オプション保証の内容は次の 2 つ
  • 通常の使用で壊れた場合，無料修理する期間が 5 年間となる
  • 落下や水没などが原因で全損となる場合，1年以内であれば免責額の支払いだけで新品と交換

お得な保証である。メーカー保証であれば保証期間は 1 年間だから 5 年間に延びるのは嬉しい。かかる額も 5 % だから2千円弱程度で大きくない。しかし，悩んだ末にやめてしまった。私にとって，「1年以内だったら新品と交換できる」という保証は嬉しい反面，危険だからである。私の頭の中には，マンガの世界のように天使と悪魔がいる。「全損なら新品だ」という悪魔の囁きが聞こえてくるのである。交換保証は 1 年間有効。来年の 11 月までこの囁きと付き合わなければならない。そして，期限が近づくにつれ「壊せば新品だ」と思ってドキドキしなければならない。

しかし，いくら囁かれてもワザと壊したりできないのだ。できはしないのだ。小心者だから。そして考えた挙句，延長保証に入るのをやめてしまった。

今 CASIO の製品紹介のページを見たら，新製品 EX-S600 が出ていることが分かった。ショック。安くなったのは新製品が出るからだったのか。もう少し待てばよかった…。というかもっと調べればよかった…(EX-S600 が紹介されたのは 10 月 24 日で1か月も前なのだから)。

デジカメは延長保証しないのに，ノートパソコンは高いお金を払って延長保証している自分はいったい何なのだろうか (nlog(n): ThinkPad の保証期限が切れていた)。自分でもよく分からん。

デジカメ EX-S500 の使用感については，別にレポートする予定。

2006年5月7日追記:
使用レポートを書く前に壊れてしまいました(nlog(n): ピサの斜塔かハノイの塔か)。

2007年3月18日追記:
また壊して (nlog(n): デジカメをまた壊した)，修理しました (nlog(n): デジカメをまた修理した)。まったく何をやってんだか。

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