何を書き残したいのか。残すのに適したツールは何なのか。書くのに適したツールは何なのか。考えて年が暮れた。
今年も色々なことがあった。
昨年の記事では「ウェブログ」と言っていたが(nlog(n): 1年を振り返って),最近は「ブログ」になった。2005年はブログが社会的に認知された年だった。
このサイトも軌道に乗り,アクセス数も安定した感じがする。
2005年12月31日現在のページビューは1日平均約 4000 となっている。2004年の年末は 2000 だったので,倍になっている。
記事の投稿については,今年は数に拘らない{こだわらない}ことにした。投稿数はこの記事を含めて 239 である。私にとって,投稿数は問題ではないことが分かった。数よりも内容の方が重要だった。いい加減な内容だと,再利用できないのである。しかし,逆にこれは次のような問題も含んでいる。
ある程度まとまった内容にしたいが,まとめるには時間がかかってしまう。まとまるまで投稿することができない。記事にならないネタが頭の中に溜まっていく。これは健康な状態とは言えない。不完全な状態でも一旦外に出して外側から眺める方が健康的である。未完成の状態で公開して,それを手直ししていくことができれば,1つの記事としての完成度も高まる。その方法論で行きたいのであれば Wiki があるではないかということになるが,Wiki は時系列に対する考え方が軽すぎる。Wiki は過去のどの時点から書かれたのかは重要ではないのだ。
こう考えてみると,私の書き残したいことは2種類あることが分かる。
「普遍的なこと」とは言っても,長いスパンでは変わるものなので,日付は残しておきたい。例えば,Movable Type の技術的な記事に関して言えば,バージョン 2.661 における技術情報というのはそれはそれで正しいかも知れないが,時間の経過とともに使う人は減っていく。それとともに必要性も薄れていくからである。
この問題は未解決のままである。記事の数と内容のどちらが重要かという話から脱線して今年は終わる。問題は先延ばしで。
Posted by n at 2005-12-31 22:17 | Edit | Comments (1) | Trackback(0)
Master Archive Index
Total Entry Count: 1957
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
Posted by: zRyu at January 01, 2006 16:42