祖母の予言
祖母が最近よく見る夢があるという。未来が見えるのかもしれない。
私の祖母は95歳。肌にまだ張りがあって，つやもある。頑張って生きている。この歳になると，神様とか仙人に近いのではないかと思う。
その祖母が，最近よく夢を見るという。夢には家族がよく出てくるようで，私に関係することもあるというのだ。
どれも現在のこととは違う。どうやら未来のことのようなのだ。
今日，急に具合が悪くなったというので，仕事帰りに会ってきた。3日前くらいに急にボケが進んだとのことだった。会って話をしてみると，夢と現実の間を行ったり来たりしている。今までの自分の人生で印象深かったことを次々と話してくれた。休むことなく話し続ける。もう疲れただろうから横になりなさいというと，「ふん」といって横になり目をつぶったが，話は続いた。自分は8月7日に死ぬという。来週の月曜日ということになる。祖母の話はまだまだ続いていたが，挨拶をして帰ってきた。
私は来年の4月から大学院の博士課程に行くことにした。社会人選抜である。行くことにしたと言っても，受験はこれからなので，行けない可能性もある。大学院は都内にある。3年後に学位がとれれば，もしかすると祖母が見た夢の通りに，奈良の大学に行くことになったりし…ないな。それはない。
2012年12月8日追記:
祖母が死にました (nlog(n): ばあちゃんが死んだ)。
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