雑誌に掲載されているグラビアアイドルの写真を見るとき,そのアイドルが将来的に売れるかどうかを何となく考えてしまう。
少年マンガや青年マンガの最初の数ページには,よくグラビアアイドルの写真が掲載されている。
雑誌のグラビアに掲載される女の子は,自分の最高に可愛い笑顔というものを知っている。オーディションを勝ち抜いてきた女の子であれば,ほとんどそうである。街でいきなりスカウトされた女の子とは違う。どういう笑顔をすればよいか,どの角度から撮られると可愛く写るのか分かっているのだ。キラーパスならぬ「キラー笑顔」である。それを自分で知っていることは,自分を売ることの第一歩なのである。
私がグラビアを見るときの楽しみは,最近はスタイルや水着ではなくなってしまった。楽しみは,表情のバリエーションを数えることだけである。
新人アイドルの実力は,「表情の多彩さ」にあるのではないかと思うのだ。「キラー笑顔」の写真があるのはよい。しかし,女性によっては,他の写真でもすべて同じ笑顔のことがある。その女性はそこまでである。他の写真にどれだけ多くの表情が出ているかで,将来性が決まるのではないかと思うのだ。
表情の多さは可能性の高さである。
そして私はグラビアを見て「あ,この写真とこの写真は顔が同じだ」というように同じ表情探しに夢中になるのであった。おっ,ということは,将来性がない女性のグラビアの方が楽しいということになるな。
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表情の大切さは何も女性に限ったことではない (nlog(n): 顔じゃなくて心だけどやっぱり顔だ)。
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