ニュートンは,リンゴが木から落ちるのを,寝転がって見ていたのではないかと想像する。
「ニュートンは,リンゴが落ちるのを見て万有引力を発見した」という有名な逸話がある。
普通は上のような状況を想像する。しかし,この逸話を聞いたとき,もしかするとニュートンは寝転がっていたのではないかと思った。
ニュートンが寝転がっていたなら,落ちるリンゴは上の図のように見えるはずである。目の前を横切るリンゴ。これはちょっとした驚きである。
残念ながら,この逸話は作り話だそうだ (アイザック・ニュートン - Wikipedia)。したがって,上で考えた話もくたびれもうけなのであった。
それにしても,地球上で物が落ちるのと,惑星の間で働く力が同じ力に由来することを見出すというのは凄すぎる。それにはまず,上の図のように,物が落ちるということを,地球とリンゴが互いに引かれあうものだと解釈しなければならない。
そして,太陽と地球が引かれあうことを考え,地球とリンゴの関係との類似性を見出さなければならない。
ここまでスケールが違うと,同じ法則が成立しないことの方が多い。ニュートンがすごいのか,重力が特殊なのか。いや,どっちもだな。
Posted by n at 2008-01-18 23:49 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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