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Photo 雛人形の腕は長かった

雛人形を見に行った。本体の腕は非常に長く作られているのだった。

■ ■ ■

もうすぐひな祭りである。去年は折り紙の雛人形を飾った (nlog(n): 雛人形は折紙で)。本物の雛人形はどのようなものなのかを見るため,人形店に雛人形を見に行くことにした。

親王飾り
親王飾り


人形店の中は雛人形で埋め尽くされていた。何十体もの人形が並ぶ風景は一種独特,というよりも異様である。人形は値が張る。「これなんか結構いいな」と思って値段を見ると親王飾りなのに15万円もする。親王飾りとは,男雛と女雛の一対が飾られているものである (雛祭り - Wikipedia)。

店員の話では,最近は住宅事情もあり,「七段飾り」のような大きなものは売れないとのこと。大きな雛壇は展示されていなかった。展示してある雛人形の約半分は親王飾り,あとの半分は三人官女がついた五人飾りであった。五人囃子までつくと,人形自体が小さいものになるのだった。

人形の本体
人形の本体


人形の本体が,着物を着せていない状態で展示されていた。体は細く,腕は異様に長い。十二単{じゅうにひとえ}の分厚い着物を着せなければならないからだ。しかも,着物を着せた後に腕は前にもってこなければならない。腕が短いと,このポーズをとらせることができず,また見栄えも悪くなってしまうのだ。これを知ってから,着物を着た雛人形を見直すと,なるほど確かに腕が長い。カニの手のようである。何となく見ていたので気がつかなかった。自分の目の節穴さ加減に,自分で驚いた。

問題は価格である。平静を装ってはいたが,心の中は腹話術の人形のように口がパクパクしていた。財布とじっくり相談しなければならない。

Posted by n at 2008-02-17 00:09 | Edit | Comments (2) | Trackback(0)
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Comments

こんばんわ。
雛人形、と聞いて飛んでまいりました。(笑)

実は、我が家雛人形はふたつあります。
1つは私の親王飾り。
もうひとつは長女が生まれたときに、旦那が父におねだりしたものです。
絶対に小さい方がいいです。
あと、少々値が張っても奥さまが気に入ったものを買う方がいいです。
出すのは、決まって奥さんなので。
購入後のレポ楽しみにしています。

Posted by: KM at February 17, 2008 20:01

KM さん
ご意見ありがとうございました。小さいこと,気に入ったものであることですね。雛人形選びは本当に難しいです。毎年出すことや,飾る場所のこと,いじって壊してしまうかも知れないこと,などなど複雑な要素が絡み合っています。
時期としては,1月頃に購入を考えるのがいいのだそうです。今頃は品薄になるため,遅すぎなのだそうです。

Posted by: n at February 17, 2008 22:11
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