テレビの代わりにアップスキャンコンバータを購入した。パソコンのディスプレイをビデオモニタとして使うためである。
ビデオモニタが壊れてしまったが,すぐにはテレビを購入しないことにした (nlog(n): ハイビジョン液晶テレビの購入は先延ばし)。とは言っても,テレビ画面がないと何かと不自由なので,パソコンの液晶ディスプレイを使うことにした。そのままでは接続できないので,間にアップスキャンコンバータをかますことになる。パソコンの画面がなくなってしまうが,VNCがあるのでなんとかなる (nlog(n): RealVNC がデュアルディスプレイに対応していた)。
パソコンのRGB信号とビデオ信号では,水平走査周波数(スキャンレート)が異なる。RGB信号では,例えば VGA であれば 31.5 kHz (ASCII.jp - アスキー デジタル用語辞典 - 水平同期周波数),ビデオ信号は 15.73 kHz である (NTSC - Wikipedia)。画面の書き換えの速度に2倍の違いがあるので,正常に表示されない。そもそも接続コネクタの形状が違うので,接続できない。
そこで,アップスキャンコンバータの登場になる。ビデオ信号のスキャンレートをアップさせる装置である。これとは反対に,パソコンの画面をビデオモニタに表示させる装置は,ダウンスキャンコンバータと呼ばれる。
購入したのは,プリンストンテクノロジーのPTV-TVBOX TVチューナー内蔵 アップスキャンコンバータ。 ムラウチドットコム で,会員価格7280円+送料399円だった。D-Sub15 ピンコネクタによるアナログVGA出力がある。このコンバータが対応している解像度は次の通り (プリンストンテクノロジー PTV-TVBOX)。
略称 | ドット数 (横×縦) | リフレッシュレート |
VGA | 640×480 | 60 Hz/75 Hz |
SVGA | 800×600 | 60 Hz/75 Hz/85 Hz |
XGA | 1,024×768 | 60 Hz/75 Hz/85 Hz |
SXGA | 1,280×1,024 | 60 Hz |
箱には「テレビが見れる」とある。「見れる」という言い方もかなり浸透したが,文字では「見られる」の方がいい。
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