無線LANの IP アドレスを調べようとして,ipconfig コマンドを入力したところ,エラーが返ってきた。しかし,これはパソコンの不調ではなかった。
ThinkPad T42 は,多くのノートパソコンと同様,有線 LAN と無線 LAN の両方を持っている。どちらを使うかは,自動判別してくれる。LAN ケーブルが接続されていれば,有線 LAN を使い,接続されていなければ無線 LAN のアクセスポイントを探す。
環境は,IBM ThinkPad T42, Windows XP Professional Edition である。
無線 LAN を使っていて,「ゲートウェイの IP アドレスは何だろうか?」と思い,ipconfig コマンドを入力したところ,次のようなエラーメッセージが表示された。
無線 LAN は使えている。しかし,ipconfig するとエラーとなるのだ。有線 LAN を使っているときは,ipconfig でエラーにはならない。無線 LAN に何らかの問題があるのかと思ったが,違っていた。
この問題の解決方法が紹介されている (ThinkPad Club - DOSプロンプトで、ipconfigをたたくとエラーが返ってくる(長文))。解決方法は2通りあるが,それぞれ欠点もある。
レジストリの設定方法については,マイクロソフトに情報がある (Windows で TCP/IP のメディア検出機能を無効にする方法)。
レジストリを編集して便利になったとしても,有線 LAN の応答が遅くなることがあるというのは嬉しくない。無線 LAN で頻繁に ipconfig を使うことはないので,多少手間であっても,2番目の方法を使う方が懸命である。
有線 LAN を無効にするには,デバイスマネージャを使う。有線 LAN に接続しているときに無効化するときは,「マイネットワーク」を右クリック,「有線 LAN」を右クリックで簡単に設定できるのだが,有線 LAN に接続していないときは,マイネットワークでは既に「無効」となっているため,ここでさらに「無効化」することはできない。面倒だが,デバイスマネージャから行うしかない。「マイコンピュータ」を右クリックでプロパティ,「ハードウェア」タブで「デバイスマネージャ」を起動して,有線 LAN のネットワークアダプタを右クリックして「無効」を選択する。
やはり手順が1つ2つ多い。他に上手い方法はないのか…と思っていたら,簡単な方法があった。「マイネットワーク」右クリックの「プロパティ」で「ネットワーク接続」表示し,「ローカルエリア接続」を選択する。ウィンドウの左側にある「ネットワークタスク」の中の「このネットワークデバイスを無効にする」をクリックして完了である。
デバイスマネージャやネットワーク接続から有線 LAN を無効化すれば,無線 LAN で ipconfig が使えるようになる。この設定変更で再起動の必要はない。
Posted by n at 2008-04-05 23:09 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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