ThinkPad i1800 が起動時に時刻設定を要求するようになってしまったので,内蔵電池を交換することにした。
ThinkPad i1800 の電源ボタンを押して電源投入すると「ピーピー」と2回ブザーが鳴って,時刻設定を要求するようになってしまった。BIOS画面で確認すると,起動のたびに日付が1970年1月1日になっている。これは,内蔵電池が消耗しているに違いないと予想し,電池を交換することにした。
日付が昔になってしまっても,BIOSで日付を設定するフリをすれば起動するのだが,毎回するのは面倒。また,日付が違ったままだとアクセスできないWebサイトもあって,さらに面倒なのだ。
ThinkPad i1800 のデータを見ると,内蔵電池は「Backup battery」と呼ばれていて,型式は「02K6572」である (Lenovo ThinkPad A21e/i Series 1800 - 部品情報 - 全体 - Japan)。
部品番号が分かれば直接IBMから購入できるが,値が張りそう。互換部品を探してみると,末広町のピーエスプラザ ワカマツで1200円で販売されているのを見つけた (PS/PLAZA WAKAMATSU)。さらに探すと,CR2032 と同じだという情報が (Thinkpad570 バックアップバッテリ交換 - MID [Serendipity Weblog])。
次の問題は内蔵電池の場所である。裏のネジを全部外さなければならないのかとおののいたが,ThinkPad 600では,メモリの取り付け口からできるとのこと (旧型Thinkpad、バックアップバッテリーの修理 - FAX)。ThinkPad i1800 でも同じだといいなと期待しながらメモリカバーを開けてみると・・・あった。ラッキー (上の写真で黄色で少し見えているのが内蔵電池)。
引っ張り出してみると,「PANASONIC CR2032」と書いてある。型式が「02K6541」となっていて,保守マニュアルの「02K6572」と違うけどノープロブレム。CR2032 であることが重要。この電池なら100円ショップで買える。
電池には端子が圧着されていて,あまりに頑丈なため剥がすのが難しい。私は,ノミをクサビに使って剥がした。ノミがない場合は薄いマイナスドライバでも可能だろう。新しい電池はハンダで接着した。カバーは捨ててしまったが,心配ならホームセンターなどで熱収縮チューブを買ってくればいい。
取り付け後,電源投入し動作確認。「ピーピー」なしで起動するようになった。
Posted by n at 2008-09-25 23:39 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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