最近,平日は午前4時に起きている。家族が起きだす7時までの3時間に自分のことをするためだ。
午前4時というのは静かである。誰も起きていない。新聞配達の人だけが仕事をするのが聞こえるだけだ。もちろん,他にも仕事をしている人はいるが,その音は聞こえない。
ここ2週間ほど,平日に限ってだが,夜10時に寝て,朝4時に起きる生活に切り替えた。起きてからは自分のこと ―それはほとんど趣味である― をしている。私はどちらかというと寝坊する方だったので,4時に起きることなど,はなから無理だと思っていた。それでも,やってみると起きられているので自分でも不思議な感じがする。
それまでは,夕食を食べた後,1時間か2時間の仮眠をとって,夜中に起き出してやっていた。しかし,そこで起きてしまうと,次に本格的に寝ようと思ってもなかなか眠れないという問題があった。それに,職場での仕事で面倒なことがあったりすると,それを思い出して引きずってしまうこともあった。それに比べると,早寝早起きは頭がリセットされるため,非常に快適に感じられる。
目覚ましは PHS のバイブレータアラームを使っている。4:00に枕元で「ブーン」と鳴る。あまり大きな音ではないので,子供を起こすことはない。最長でも1分間しか振動しないので,起きられなければそれでおしまい。起きられないときは,疲れているのだと思って諦めることにした。しかし,今までに寝過ごしていない。今日はアラームのなるずっと前の 3:10 に目が覚めてしまった。目覚ましの前に起きてしまうのは危険な兆候であるという説もあるので (J-CASTニュース : 「朝、時計が鳴る前に目が覚める」 働き盛りに多い「過緊張」ほっておくと危ない),気にはとめておこうかと思っている。
こうしてみようと思ったきっかけは2つある。ひとつは,学位をとった友人が言った「朝起きてやったんだよ。他にもいろいろやりながらだと朝しかないんだよ。」,もうひとつは,村上春樹の公演の記事である。
僕は夜9時に寝て、朝4時か5時に起きて、3、4時間ほど書きます。早朝に起きて心の中の「地下室」までおりていくんです。そのあと、太陽のもとでジョギングをする。もう、25、6年走っている。暗さと明るさのバランスをとるんです。ダークプレイスに行くためには、肉体的にタフでないといけません。そこから帰ってくるには強くないといけないんです。強くなければ帰ってこれなくなってしまう。僕は「創作(make up)」しているのではなく、ダークプレイスで「観察(observe)」しているのです。心の奥底にあるダークプレイスまでに深く入っていくのは、危険で恐ろしいことです。世の中にはそこまで降りていかない人もいますよ。でも本当に、真剣に、何かをしようと思ったら、そこへ行かなくてはならない。
村上春樹に会いに行く - PRESIDENT - プレジデント
集中して何かをやりたいのなら,何も雑音のない未明は最適な時間だと言える。
問題は,今までお寝坊さんだった子供達も早起きになってしまったことである。それまでは7:30になっても起きなかったのに,6:30に起きてきてしまう。邪魔なんですよ。ちっこいのがまとわりついてくると。面白いけれども。もうひとつの問題は,ブログを書く時間がなくなってしまったことである。今後は軽めの記事になりそう。村上春樹にならってジョギングもしてみようか (村上春樹の本を読んだことがない私)。しかし,それはできないだろうな。
2009年10月15日追記:
朝4時起き生活を続けるコツについて書きました (nlog(n): 早起き生活を続けてみて分かったこと)。
2011年11月3日追記:
早起き生活は終わりました (nlog(n): 早起き生活の終わり)。
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オイラはほぼ毎朝4時に目覚ましがなります! その生活に慣れてしまうと 休日でも 6時には目覚めてしまうようになって・・・
Posted by: maro助 at November 29, 2008 21:32だって 夜は9時過ぎると眠くなってしまうから・・・w
早起きは三文の得! って言いますが 自由時間を自分で作って 自分の思うように使う!!
これは確かに 三文以上の得! ですよね☆
maro助さんも早起きですか!この良さを今頃になって知りました。
Posted by: n at December 01, 2008 22:06「早起きは三文の得」ということわざも,「30分くらい早起きのことか?」などと勝手に解釈して,ご利益なしと思っていました。違ったのですね。
この「ものすごく早起き」の生活を続けてみようかと思っています。