持ち歩き用のデジタル機器で,背面でコントロールするものが出てきている。キーボードを背面に備えた PDA が欲しい。
ノートパソコンはキーボード入力ができるが,どこかに置かなければならない。携帯電話や iPod Touch やその他の PDA は,片手入力が基本なため,楽な入力ができない。
持ち歩き用のデジタル機器に欲しいのは,背面キーボードである。背面にキーボードがあって,両手でキー入力ができれば,どこかに置く必要もないし,両手入力になるので入力も速くなるはずである。
背面キーボードを実装したウルトラモバイルPC (UMPC) に「Noahpad UMPC」がある。engadget 日本語版で紹介されたのが去年2008年1月 (背面タッチ入力UMPC Noahpad,E-Lead Noahpad 「クリッカブルタッチパネル」搭載UMPC)。その後はどうなっているのか,E-LEAD ELECTRONIC を見ても,「Lazy pad」というテンキーのような形のものしかない。「UMPC」で検索すると,バッテリー,ACアダプタ,バッグはヒットするのに,本体は出てこない…。
背面キーボードにすると,操作系が見えなくなるため「自分の指がどこにあるか問題」が発生する。1つの解決方法としては,キーボードをスケルトンにしてしまうことだが (背面QWERTYキーボード Grippity),これでは画面がつけられない。もう一つの手としては,裏をタッチパネルにして,必要であれば画面に指の位置を表示するというものだ (Microsoft Research の「両面」マルチタッチパネル: LucidTouch)。しかし,これだと触覚で分からないため,タッチタイピングが難しい。
背面キーボードの実装は,「Noahpad UMPC」のようなハードウェアがいいと思う。入力に慣れるのに多少の訓練が必要になるのは仕方がない。Palm の「グラフィティ入力」は特殊だったが,練習すればなんとかなるものなのだ。
最近になって,背面タッチ操作の製品が出てきたようだ (画面の裏からタッチして操作する「nanotouch」を触ってきた)。ここらへんで「背面入力」に注目が集まってほしいところ。
「背面キーボード」を欲しがる人はいるだろうけど,市場としてはニッチだろうな。やはり「練習が必要」というのがネックだろうか。
Posted by n at 2009-04-20 21:46 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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