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Photo 目薬をジェネリックにしてみた

眼科の医師から処方された目薬を,ジェネリックという名のいわゆるノーブランド製品に変えてみた。

■ ■ ■

眼科の医者が「パソコンを使っている時間が長いの? じゃ,これやってみたら」と勧められたのが,ヒアルロン酸ナトリウム配合の目薬「ヒアレイン」である。角膜の乾燥を防ぎ,角膜を保護するという効能がある。

1度目は医師の指定したものにしたが,2度目はジェネリック医薬品にしてみた。処方箋の「後発医薬品への変更不可」欄に医師の署名がなければ,ジェネリックに変更できるのだ。以前は,医師が後発OKを指定するものであったが (nlog(n): 最近のクスリ事情),その記事を書いた2005年以降,状況は変わってきている。2006年4月の処方箋の様式変更により,医師が後発OKを処方箋内に指定できるようになり,さらに2008年4月からは,医師が後発を明示的にNGにしない限りは後発OKとなった (後発医薬品 - Wikipedia)。ジェネリック医薬品に変更した場合の副作用については患者のリスクになるが,薬局によってはこれを考慮して試験的に分割調剤をしてくれるところもある。もちろんその分の費用は別途発生する。

「ジェネリック」とはつまり「一般の」ということであるが,パソコン関連でいうところの「ノーブランド」と意味は同じである。そう考えれば親しみも湧くというもの。

ヒアレインとヒアロンサン
ヒアレインとヒアロンサン


左が先発の「ヒアレイン」,右が後発の「ヒアロンサン」である。どちらも「ヒアルロン酸ナトリウム」を配合しているので,それっぽい名前がついている。

先発医薬品に対し,後発のジェネリック医薬品は価格が安いというメリットがある。ただし,薬品としては全く同一のものではなく,主成分が同じというだけである。主成分以外の成分は違うので,「薬が合わない」という可能性もある。これはデメリットである。

ヒアルロン酸配合の目薬に関しては,次の表のようになっていた。後発品はない場合もあるし,複数種類ある場合もある。何を在庫しているかは薬局による。

先発・後発 薬品名 販売会社名 薬価
先発医薬品 ヒアレイン点眼液 0.1 % 参天 514.4 円
ジェネリック医薬品 ヒアロンサン点眼液 0.1 % 東亜薬品 359.0 円

ここでの価格は10割負担の場合である。3割負担の価格は 0.3 倍になる。

私の場合は3割負担だったので,45円安くなった。「安くなる」と言っても,ものすごく安くなる訳ではなかった。薬品にもよる。

Posted by n at 2009-05-05 21:31 | Edit | Comments (2) | Trackback(0)
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Comments

ジェネつながりで、X MENの「ジェーン」は死んじゃったけど、
ジェーンの恋人のScott君は目薬をつけることができるのでしょうか。
目を開けるとレーザー光線が出るから、難しそう。

お大事に。

Posted by: おお at May 06, 2009 02:13

おお さん
目つながりで,壁に耳あり障子に目リー・ジェーンで,ジェーンにつなげときます。

目が乾いて困っているかというと,そうでもないんですよ。あの医者はちょっと藪かもなぁ。

Posted by: n at May 06, 2009 04:53
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