自分が予想外の行動をすると相手に負荷をかけるし,あまりにも予想通りにしようとすると自分の負荷になる。難しい。
気をつけていたつもりが予想外の行動になってしまっていたり,予想通りの行動しかしないように自分を強制していたりすることがある。自分が予想外の行動をすると相手に負荷をかけてしまうことになるし,あまりにも予想通りにしようとすると自分の負荷になってしまう。このあたりが難しい。
以下は先日あった具体例。
非定型の郵便物で郵便料金が分からなかったので,郵便局に言って窓口で聞いてみた。
私 : 「普通郵便で出したいのですが,おいくらになるでしょうか。」
局員: 「200円になります。」ピッ (←ここに注意)
私 : 「ごめんなさい。切手はあります。」
私は細かい切手をばらで持っていたので,料金だけを聞きたかっただけなのだ。しかし,この郵便局員の女性は気がききすぎた。こちらが言う前に「ピッ」で切手を発行してくれてしまっていたのである。そうならないように気をつけて言葉を選んだつもりだったのだが,失敗した。後から考えてみれば,どちらともとれる言い方である。その郵便局員にとって,私は「切手を買わない」という予想外の行動をしてしまったことになる。次のように言うべきだったのだろう。
私: 「料金だけを知りたいんですが。」
次は予想通りの行動をしすぎて,だんだん自分が苦しくなっている例である。
職場の近くにカレー屋がある。ネパール人が経営。なかなか頑張っていて偉い。店のご主人は日本語が達者だが,その他の店員との意思疎通は難しい。「Aランチ」は鶏ひき肉のカレーなのだが,私が鶏肉アレルギーなので交渉してマトンカレーにしてもらっている。マトンカレーはメニュー外の特別メニューなのである。以前はベジタブルカレーにしてもらうこともあったが,最近はマトンカレー一筋になってしまった。それはメニューを取りに来る (ご主人以外の) ネパール人と交渉するのが難しいからである。最近は,メニューの聞き方が極端に短縮された。
店員: 「辛さの方は?」
もはやカレーの種類を聞かれることもなくなった。たまには違う種類のカレーも食べてみたい気もするのだが,ネパール人が混乱しそうだと思うと,あえてやってみようとは思わないのであった。
そんな今日この頃。
Posted by n at 2010-02-28 23:50 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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