Microsoft IME と同様に,Google 日本語入力でもオン・オフを固定キーに割り当てることができる。(情報を更新した追記あり)
Windows の日本語入力環境で,IME の On/Off キーを固定したいという人は多いようで,嬉しいことである。IME とは Input Method Editor の略 (IME - Wikipedia)。このままの勢いでデフォルトになって欲しいものだ。「半角/全角」のトグル断固反対。固定キーへの割り当て大賛成。
このブログでは,毎年なぜかこの日にやり方を書いている (3月16日のアーカイブ)。「秀 Caps」を使って MS-IME の On/Off キーを「変換」「無変換」キーに割り当てる方法や (nlog(n): 日本語入力のイライラは「秀Caps」で解消),「秀 Caps」を使わずに同じことをやる方法で実現できる (nlog(n): MS-IME のオン・オフを変換・無変換キーに割り当てる)。
MS-IME では,登録した単語が消えるという嫌な目に何度かあっているので (nlog(n): MS IME に登録した単語がごっそり消えた),使い続けたくない。2009年12月3日に「Google 日本語入力」がリリースされた (Google Japan Blog: 思いどおりの日本語入力 - Google 日本語入力)。Google 日本語入力でも,多少面倒ではあるが,IME のオン・オフを固定キーに割り当てることができる。いずれは,設定ウィンドウでできるようになるだろう。
使用環境は Windows Vista Business SP2,Google 日本語入力 0.9.248.0。
Google 日本語入力 - ダウンロード からダウンロードしてインストールする。安定版と開発版がある。安定版はそのページの大きい「ダウンロード」ボタンから,開発版は下の方のリンクからダウンロードできる。
一度インストールすると,以後のバージョンアップは自動的。更新がリリースされると,安定版は新しい安定版に更新され,開発版は新しい開発版に更新される。
Google 日本語変換のバージョンの確認は斬新。まさに「IME ならでは」といった感じ。どうやるかというと,「ばーじょん」と入力してスペースバーを押すのだ (よくある質問 - Google 日本語入力 ヘルプ)。すると変換候補にバージョン番号が表示される。
ばーじょん → GoogleJapaneseInput-0.9.248.0
Google 日本語入力では,Web 上にある単語が候補に上がる。多くの人がよく使う単語ということになる。ということは,自分が入力した単語が Google に送信されるのかと不安になるが,そういうことはないとのこと (よくある質問 - Google 日本語入力 ヘルプ)。
現在のバージョンでは,IME のオン・オフをプロパティウィンドウで設定することはできない。手順は以下の通り (IMEをオン/オフするキー - Google 日本語入力ヘルプ)。
エディタでの編集内容は次の通り。
画像付きで解説しているサイトに Google 日本語入力で変換キーをIMEオンに、無変換キーをIMEオフに割り当てる方法 - coldcupのメモ がある。無変換キーの動作をMSIMEのように「ひらがな→全角カタカナ→半角カタカナ」にする方法というのもあるようだ (Google 日本語入力 簡易まとめ - トップページ)。
2011年4月8日追記:
その後,設定の変更方法が変わった (2010年6月25日のアップデート(Ver 0.11.382.x) により、設定方法が変わりました)。GoogleJapaneseInput-1.0.556.0 では,以下の方法で可能。
モード | 入力キー | コマンド |
直接入力 | Henkan | IME を有効化 |
直接入力 | Muhenkan | IME を無効化 |
入力文字なし | Henkan | IME を有効化 |
入力文字なし | Muhenkan | IME を無効化 |
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