PHS を東芝 Carrots から京セラ BAUM に機種変更した。12年ぶり,しかも初めての機種変更に緊張を隠せなかったというのは言うまでもない。
ウィルコムはもうダメかも知れないのだが,いや「かも知れない」ではなく実際ダメなのだが (WILLCOM|ウィルコムの再生支援に関する基本合意書の締結について),未来があることを信じて,機種変更して使い続けることにした。アンテナも減るかも知れないのにねぇ (ソフトバンク、ウィルコムの基地局を転用して「基地局倍増」へ - スラッシュドット・ジャパン)。
3月末には「がんばるから見捨てないで」のお手紙も来たことじゃし。
今まで使っていたのは,東芝 Carrots DL-S27P (東芝:プレスリリース (1997.10.30))。購入は発売開始から1か月後の1997年12月で,価格は税込み525円だった。Willcom (旧DDIポケット) 契約10年以上という人は多いだろうが (nlog(n): Willcom の長期利用者限定プレゼント),機種変更を10年以上していないという人は少ないのではないだろうか。バッテリーがヘタってきていたが,それでも使えていたのはモノクロ液晶の低消費電力設計だったからだろう。
新しい電話機は,京セラの BAUM WX341K である (BAUM | 京セラ)。購入価格は条件付で0円。「二つ折りケータイ」への憧れがあったので WX340K も考えたが,追加費用も発生するし,重いので却下した。W-ZERO 3 の月額1450円プランも魅力だが (HYBRID W-ZERO 3のPHSパケット料金が無料に、XGP事業はソフトバンクへ譲渡),本体代金が別なのがネックとなり却下。インターネットはパソコンでやるから要らないなということで。
そして,このたび目出度く「普通のEメール」ができるようになった。今までは PHS 同士の「Pメール」しかできなかったのだ (nlog(n): PHS 使い続けて100か月)。PHS 同士では「ライトメール」が可能なのだが,DL-S27P は漢字の入力も表示もできないため,半角カナの「Pメール」しか使えなかったのだ。
電子メールのアドレスを取得してみると,ドメインが willcom.com になっていた。DDIポケットが社名変更する際に,willcom.com が取れなくて willcom-inc.com にしたという経緯があったはず (DDIポケットが社名変更、併せて新サービスも登場予定 - スラッシュドット・ジャパン)。willcom.com ドメインは2009年1月15日から使えるようになったとのことで (ウィルコム、メールアドレスの新ドメイン「willcom.com」の導入について),遅ればせながらドメイン取得ができたということなのだろう。
今までの契約は,「ベツベツコース」というもので,基本料金 1350 円の従量制。パンフレットにもないものすごく古いコースである。基本料金には長期間利用割引10%がついていたので,1215 円だったのだ。なかなか安い。新しいプランは「新ウィルコム定額プランS」。社会人だけど学割をきかせて基本料金は 1450 円である。
BAUM にはカメラもついているので「写メ」もできるぞ。モブログもできるよモブログも。
2010年6月17日追記:
請求書を見たら 1450 円じゃなかったのでショックを受けました (nlog(n): 「新ウィルコム定額プランS」の落とし穴)。
2014年2月2日追記:
着信を知らせないための「安全運転モード」というのがあることにはじめて気がつきました (nlog(n): BAUM が安全運転モードになっていた)。
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