サンマを食べていたら,内蔵からウロコが大量に出てきた。お前はいったい何を食べているのだ。そんなもの美味しくなかろうに。
サンマの塩焼きを食べていたら,内蔵の割と口に近い部分から大量のウロコが出てきた。丸い形のウロコである。サンマがウロコを食べるとは聞いたことがない。そもそもサンマにウロコはないのだし,しかし,背中にはウロコの模様があるけど,あれはどういうことなのか。
前回の記事とはどういうわけか内蔵つながり (nlog(n): 腸に学ぶ情報の処理方法)。
サンマというのはダツ目だそうだ (サンマ - Wikipedia)。意外な感じがする。体型は似ていなくもないが,サンマの骨は無色だがダツの骨は緑色だからである (nlog(n): 富津で簀立て遊び)。
検索してみると,このような事例は多く,しかも疑問に思う人も結構いることが分かった (サンマは何を食べる? - 質問・相談ならMSN相談箱,私はサンマの塩焼きの内臓が好きなのですが、内臓のなかに - BIGLOBEなんでも相談室)。便利な世の中になったよ,インターネット。こういうクソ面白くもない小さなネタの答がすぐに分かると言うのは便利な世の中になったものだ。
嘗(かつ)ては秋刀魚が通過する場所に網を張り、その網に刺さった秋刀魚を一匹一匹引き抜く刺網(さしあみ)漁法が一般的でしたが、現在では手間をかけず一度に大量の秋刀魚を漁獲出来る棒受網(ぼううけあみ)漁法が主力となって大群を網でいっぺんにすくい揚げるため、網の中で秋刀魚はお互いの体が擦れ合い、やがて鱗(うろこ)が落ち、更に鱗を飲み込んでしまうために、内臓に鱗が貯まってしまう弊害が生じ易くなって、中には消化器官内に100枚以上の鱗が発見される例もあり、焼き魚にした際に消化管が裂けて溢れ出る事もあるため、秋刀魚の美味さを阻害する原因にもなっています。
あの丸いウロコはサンマ自身のだったのか。ウロコがついているサンマなどにお目にかかったことがないよ!
内臓の栄養価も評価・実証される反面、食物連鎖の関係からも有害化学物質が特に内臓に蓄積され易いと危惧する声もあって、「鱗」「線虫」「化学物質」等を理由に内臓を食さない人が以前よりは増えたとも言われているようです。
キモは食べてもいいが,胃はやめた方がいいという意見も (焼いたサンマを食べようと、骨に沿ってお腹から割ったら、緑っぽいウロコの塊が 出... - Yahoo!知恵袋),オエップ。何というものを海に捨てているのだ。
私の経験からだと,内蔵を食べるかどうかの基準は見た目である。内蔵の形が残っている場合は美味しく食べることができる。しかし,溶けて形がなくなっている場合は絶対に避けるべきだと言える。溶けているというのは鮮度がかなり落ちているということである。
それにしても網にかかったことでパニックになってウロコを大量に飲み込んでしまうというのは,かなり苦しそうでカワイソス。
Posted by n at 2010-05-31 23:43 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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