PHS や携帯電話のメールのやり取りを Gmail に保存したい。Gmail アドレスに来たメールを PHS に転送したい。ただし,添付ファイルが画像以外の場合は転送しないで欲しい。この希望をかなえる Gmail フィルタを作る。
この間,長年使っていた PHS を機種変更して,PHS でメールができるようになった (nlog(n): さようなら Carrots こんにちは BAUM)。これでやっと普通の人っぽくなってきたよ。
しかし,PHS でメールを打つのは苦痛以外の何ものでもない。予測変換はしてくれるが,だからといって長文を書く気にはならない。やはりフルピッチのキーボードでないといかん。そんな場合,PHS メールを Gmail に転送しておいて,Gmail でメールを打つようにすればいいのではないか。Gmail では PHS メールのふり (From を PHS メールアドレスにする) こともできるから,なお結構。Gmail のメールアドレスを友人に教えておくようにして,PHS は緊急の場合のみという使い方でもよい。ただし,その場合は両方のメールアドレスを教えることになる。どちらにするかはお好みで。
ここでは「PHS」と言っているが,もちろん「携帯電話」にもそのまま応用することができる。つまり一般的には「ケータイ」で通用することなのだが,「ケータイ」はどこか軽薄な気がして好きになれない。こんな理由から以下では「PHS」で通すことにする。
さて,こんな要望をかなえる設定はどうすればいいのかというと,体重減少日記 (^^)/ 携帯電話のメールのやりとりをGmailにバックアップする その2 さんに丸々書いてあった。2通転送されてきてしまう問題の解決方法についても言及されている。すばらしい。以下では,その設定を少し変更して,自分好みにしてみることにする。
やりたいことは以下の通り。
ここで使っている PHS は BAUM である (WILLCOM|BAUM)。
PHS (BAUM) の「オンラインサインアップ」から <設定変更> 内の「4. 転送/蓄積/添付削除」で転送先に Gmail のメールアドレスを指定する (WILLCOM|Eメール各種設定方法)。Willcom では,オンラインサインアップ通信時のパケット代はかからない。
au 携帯電話でも同様の設定が可能である。他社でも当然できるだろう。
BAUM では不可能。WZERO-3 では「W-ZERO3tool: zm_helper」導入でできるらしい。スマートフォンほすぃ。
BAUM ではどうするかというと,面倒くさくて泣けてくる。
自動設定できるようにして欲しいものだ。これをやるには手間がかかるので,つい忘れてしまうが,そうすると相手から来たメールだけが Gmail に蓄積されていくことになる。自分の出したメールは PHS に溜まるだけ。
PHS から Gmail に Bcc されたメールは自動的にアーカイブされるようにするには,Gmail のフィルタ設定することで容易に実装できる。フィルタ設定の「From」に次のように入力しておけばよい。
他の項目は空欄で。「次のステップ」で「受信トレイをスキップ (アーカイブする)」にチェックしておく。
Gmail に届いたメールは PHS に自動的に転送させるようにしたい。Yahoo!路線情報 で Gmail に鉄道の遅れ情報が届くようにしておけば,そのメールが PHS に転送されてくるので便利である。ただし,Gmail には巨大な添付ファイルつきのメールが届くこともあるので,そんなメールは PHS に転送されては困る。添付ファイルが画像なら PHS でも見られるので,それくらいは転送されるようにしておきたい。
この要望も Gmail でフィルタ設定をすることで叶えることができる。
Gmail の「設定」→「フィルタ」内で「新しいフィルタを作成」で,「含めないキーワード」に次のように入力する (「自分@willcom.com」は自分のメールアドレスに書き換えて)。
その他の欄「From」「To」「件名」「キーワード」はすべて空白のままにする。この設定画面で「フィルタテスト」ボタンを押すと,このフィルタにマッチするメールが表示されるので動作確認ができる。「バズ」ラベルのついたメッセージも表示されてしまうが,これはメールではないので,PHS に転送されることはない。
filename 演算子の部分は,別途画像ファイルにラベル設定をしておくことで label 演算子に置き換えて短く書くこともできる。
この設定では,明示的に to, cc と from に自分のメールアドレスを指定しているので,本文に自分の PHS メールアドレスがあっても転送してくれるという利点がある。体重減少日記 (^^)/ 携帯電話のメールのやりとりをGmailにバックアップする その2 があげている2つの問題点の1つの解決になっている。しかし,もう1つの問題点である,PHS メールアドレスが Bcc 指定されているメールが2通届いてしまう問題は解決しない。そのメールには To にも Cc にも自分の PHS メールアドレスが書いてないので (つまり,自分宛でないように見える),Willcom から自動転送されたそのメールを,Gmail は上のフィルタにひっかけて PHS に転送することになる。PHS には直に届いたメールもあるので合計2通届くことになるのである。当然の動きであってこれは防ぎようがない。割とレアなケースではあるが,ありそうなシチュエーションとしては,友達がいくつものメールアドレスに同報メールした場合である。メールアドレスは Bcc に指定してあり,その中に自分の PHS メールアドレスがあると,この「2通届くケース」になる。
フィルタの演算子については Google にヘルプがある (詳細検索の使用 - Gmail ヘルプ)。
「次のステップ」ボタンをクリックして次の画面に移る。ここで「次のアドレスに転送する」にチェックを入れて PHS のメールアドレスを指定すればよい。「受信トレイをスキップ (アーカイブする)」や「既読にする」はお好みでチェックを入れてもよい。
上述のフィルタでできる。
これは何も設定する必要なし (^^;)。
この話題の核心は「含めないキーワード」の Gmail のフィルタ設定だけなので,そこだけ設定すればあとは読み飛ばして OK !
追記:
体重減少日記 (^^)/ 携帯電話のメールのやりとりをGmailにバックアップする その2 にトラックバックを送ったけど,ブラックリストに載ってるからという理由で拒否されてしまいました。コメントも「禁止ワードが含まれています」だそうで,手も足も出ないのでした。
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ななチャン 元気!?体育大会疲れたねー・・・
Posted by: なな at September 20, 2010 09:22まあ、またおくります
あなたがコメントしてくれるのはこれが初めてだけど,もう送らなくていいです。
Posted by: n at September 25, 2010 06:50体育大会にも出てないし。コメントの送り先間違ってるし。スパムだし。
ななより