携帯電話の契約に落とし穴はつきものという今日この頃,Willcom にはないと思っていたが,実はあった。それに嵌った。「本体代金が実質0円に」で契約したはずが,BAUM 購入で「新定額プランS」で契約すると,本体実質負担額は740円になってしまうのだった (泣)。
携帯電話業界は落とし穴だらけである。普通に歩いていて落ちる落とし穴がある。契約するときは特に気をつけて,よく確認してからやらなければならない。販売店も怪しい (nlog(n): 携帯電話販売店の偽り広告商法は何とかならんのか)。そんなことは Willcom だけはないと思っていた。しかし念には念を入れて,2つの販売店で話を聞いてから契約したのだった。機種変更で BAUM にした (nlog(n): さようなら Carrots こんにちは BAUM)。問題ないように思えた。
新ウィルコム定額プランSでは,通話をしなければ1か月 1,450 円だと思っていた。しかし,請求された金額は 2,198 円だったのである。「W-VALUE 割引」という,Willcom が本体代金を肩代わりする割引に落とし穴があったのだ。
これから使うぞと思っていたところへ (nlog(n): PHS のメールのやりとりを Gmail に保存したい),なんだか思い切り冷や水をかけられて,げんなりした気分である。
W-VALUE SELECTというのは,電話機本体の料金を割引してくれるプランである。その割引は「W-VALUE 割引」というもので,実質負担額が 0 円になる機種も多く存在する (WILLCOM|W-VALUE SELECT 対象機種・割引額一覧)。
BAUM に機種変更した場合,実質負担額は 0 円となっている。しかし,これには落とし穴があったのだ。
WILLCOM STORE|BAUM/WX341K の中ほどの※印の2番目には次のような注釈がある。
※ご利用金額がW-VALUE割引金額を下回る場合、割引額はご利用金額と同額になります。
「新ウィルコム定額プラン」では利用金額が W-VALUE 割引金額を下回ることはないので,この注釈は「新ウィルコム定額プランS」のためのものなのだ。しかし,そんなことまで読み取るのは非常に難しい,というか敢えて言われなければ普通は見つけられない。
「新定額プランS」では,「実質負担額」だけでなく「W-VALUE 割引額」にも注意する必要がある。「W-VALUE 割引額」が新定額プランの基本料金 1,450 円を超える場合,契約後の24か月間は「W-VALUE 割引額」が月額の最低料金となるのだ。
この状況をポジティブに方向づけるなら,ひと月740円分の無料通話料が含まれていると考えることもできる。740 円分通話しても月額料金は変わらない。
2010年6月26日追記:
問い合わせた内容について書きました (nlog(n): 「新ウィルコム定額プランS」の落とし穴の確認に至るまで)。
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