Movable Type ハッカソンに参加してきた。各人のやることの共通項はないのだが,たとえそうだとしても,そういう人間たちが集まることには意味がある。とても面白い企画であるとは言える。
最近は Movable Type プラグインや,そもそもプログラミングから離れていたため,Perl や PHP のことはすっかり忘却の彼方になっていた。赤坂のシックス・アパート社で MT ハッカソンを再開するというので (Movable Type コンテスト2010 開催のお知らせ | MovableType.jp),行ってみることにした。前回参加したのは2年前になる。参加の動機は…と思って自分のブログを読んでみたら,今回と全く同じだった。人間ってのは変わらないんだねぇ。
参加の理由は,「プラグインをバージョンアップするためのモチベーションアップ」と「ハッカーがプログラムしている様子はどんなものなのかを一目見てみたいという興味」の2点。
私の場合,プログラムを書くというのは久しぶりということもあり,今回は特にテーマはなし。MT4 用に書いたプラグインを MT5 対応にしようということで臨んだ。バージョンアップするプラグインは拙作の nlog(n) - 休日表示カレンダープラグイン である。Perl の方は何の変更もなしに動いたので,細かい修正をして終了。ところが,手こずったのはダイナミックパブリッシング用の PHP の方だった。
最後に開かれた「今日やったことの発表会」で明らかになったのだが,Yuji Takayama 氏曰く「ダイナミックパブリッシングだけに仕様もダイナミックに変わっております (笑)」。そうだったのか,そういうことか (泣)。いや,よくなるということはいいことなんだよ (でも泣)。
ハッカソンというのは,各人がそれぞれ違う目標を立ててプログラミングするという,ただそれだけの企画で,つまり別のことをやるということは基本的に共通点はなくて,唯一共通なのはプラットフォームが MT だということだけなのだけれども,そういう直接は関係ないことをしているという人間が1箇所に集まるというのは,状況としては結構面白い。
今回は,「仕事のできる人」の仕事ぶりを見た。6/19 Hack-A-Thon。 - Junnama Online さんとか,Ogawa::Buzz さんなんかがそうで,この2人に共通してたのは「うーん……うーん,……よし,できた」というセリフだった。恐らく,今日やることという明確な目標を立てていて,それが達成できたら今日は終了ということなのだと思う。この区切り方は見習わなければならない。
シックス・アパートの方々はいつ会っても情熱的で素晴らしい。先程の Yuji Takayama 氏などは自分のリソースをすべて MT 開発につぎ込んでしまっている。それでいいのか,大丈夫なのか,心配になるくらいである。もう1人部屋が同じだった kaminogoya 氏は静かに燃えるタイプだった。私が参加した MT 企画を2回とも覚えていてくれて,何という記憶力。
去年参加した MT の会合 でニアミスした WolaWola の Oscar さんとは今回ちゃんとご挨拶できた。今回のハッカソンの様子は写真入りでまとめられている (MTハッカソン 2010/06レポート - WolaWola)。素晴らしい。
今回のハッカソンは,「いつもムサい男だけが集まってくるのを何とかしたい」というムサい男たちのたっての希望から,女性を呼び込むために Theme Conversation なるデザイナーのための企画も同時開催されたが (Movable Type コンテスト2010 開催のお知らせ | MovableType.jp),デザイナーの参加はゼロ,女性もゼロということで,あー,まあそんなこんなで1日が終了した。
ハッカソンでは Ustream.tv での中継も検討するとアナウンスされていたのだが,結局あれはやったのだろうか? 本当のところを言うと,プログラミングしている人たちというのはほとんど会話もないし,体勢も変わらないので,ストリーミング中継したとしても,5分後,10分後,30分後の映像は区別がつかないというのは事実である。だとしても,中継するということの意味はあるように思う。「いつ見ても変わらねぇ…,あ,菓子食った」でもいいのではないか。静止画と同じだとしても,それを動画で配信する意味というのはあると思う。少なくとも雰囲気は伝えられるに違いない。難しいのは,その動画にコメントが入ってきたとしても,応答できないということだろう。プログラムを書きながらチャットというのはチャット難しい,いや,ちょっと以上に難しい。
多少なりともあった成果は後日公開する。
Posted by n at 2010-06-22 22:49 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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