nlog(n): 音楽ギフトカードをやっと使った

Mon August 30, 2010

音楽ギフトカードをやっと使った

「音楽ギフトカード」の使用期限が迫っているので，急いで使うことにした。取扱店を選ぶというダメなカードだったが，私も欲しい CD がないというダメな人間だということが判明した。

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「音楽ギフトカード」の使用期限が2010年8月31日(火)に迫っている (株式会社ジャパン・ミュージック・ギフトカード)。プリペイドカードというのは，取扱加盟店でなければ使えないという弱点がある。ところが，株式会社ジャパン・ミュージック・ギフトカードのサイトの「取扱店検索」の出来が悪くて，検索語を入力できるようになっていない。システム内部としては検索をするように実装されているが，利用者は地域をクリックすることしかできない。これは「検索」とはいわない。

株式会社ジャパン・ミュージック・ギフトカードトップページ

トップページもテキストでなく，まるまる画像なので，ほとんどやる気は感じられない。画像はテキスト検索できないから，インターネット検索されるのを期待していない証拠である。残務処理が終わったらさっさと消えそうなサイトである。情報は Wikipedia に残るだけになるだろう (音楽ギフトカード - Wikipedia)。

新星堂は音楽ギフトカードを取り扱っているというので (新星堂☆BLOG：ロックインスタッフブログ「音楽ギフトカードお持ちですか？？」)，近くの新星堂を探して行ってみることにした。

1000円分の音楽ギフトカード

いろいろと文句を言っているが，使ってしまわなければならない音楽ギフトカードというのは1000円ぽっちである。さっさと使えよという感じではある。実は，楽器店に持って行ったら断られた経緯などがあったが，そこは面倒なので省略と。

さて，せっかくの1000円を何に使おうかと考えた。期限を過ぎたら紙くずになってしまうものだから，有意義に使いたい。そこで，次の目標を立てた。

普段だったら買わないようなものにしよう

しかし，実際にレコード店に行って棚に並んだ CD を眺めてみたところ，自分のダメさ加減に気がついてしまった。欲しい CD がないのである。音楽への興味がほとんどなくなってしまっている。そして，たまたま欲しいと思ったものがあっても，Amazon で買ってしまっているからなのだ。

最終的な選択に至るまでを以下に説明する。説明してどうするという気もするが，気にしない。

最初に候補にあがったのは，「こどものうた」である。「NHK みんなのうた選」がいくつか出ているが，オリジナルの歌手と違うものが多いので却下。「NHK おかあさんといっしょ」は，少し前に別の CD を買ったのでやめにした。

次はクラシックである。ファビオ・ビオンディのバイオリンを久しぶりに聴いてみたいと思ったが (ヴィヴァルディ:協奏曲集Op.8(「四季」を含む): ビオンディ(ファビオ) など)，新星堂というのはクラッシックの取り扱いが少ないショップだった。

ジャズはどうか。マイ・フェイバリット・シングス: ジョン・コルトレーンが聴きたいと思ったが，曲が少なすぎる。

エレキギターが聴きたい。去年の来日コンサートの興奮よ，もう一度 (nlog(n): Jeff Beck 来日公演2009@NHKホールに行ってきた) というわけで。ブロウ・バイ・ブロウ: ジェフ・ベックがあるじゃないか。かなり昔に聴いただけで記憶が薄れている。しかし，これは安全パイ過ぎる。あまりに名盤だからだ。名盤だからもう一度聴き直してみたいというのはあるのだが，いいに決まっているからパス。

シャンソンは? 確かブリジット・フォンテーヌが最近になって突然出したやつがあるはずだが…。2009年発売の Prohibition: Brigitte Fontaine は置いてなかった。国内盤にはなっていないのかも知れない。1988年に来日していたとは知らなかった。

じゃあ，タンゴは? ピアソラで。ピアソラ:名曲集: オムニバス(クラシック) があったが，どうせならピアソラのソロを聴きたい。

こうなったらワールドミュージックしかない。ブルガリアンボイスが聴きたいぞ。ブルガリアン・ポリフォニー(1): フィリップ・クーテフ・ブルガリア国立合唱団があった。でもこれでハズレだと逃げ道がないから打撃が大きい。Amazon の評価を見たら結構いいみたい。しまった。これは次回で。ケルト音楽にしようと思ったら，沢山ありすぎで選べない。きっとハズレもあるぞ。

その流れで最終的に決まったのはバルカン・ヴォイシズ: オムニバス。オムニバスなら，全曲ハズレということはないだろう。選者と気が合わないときは全曲ハズレになってしまうが，ジャケットを見る限りは，イージーリスニングに走っていなさそうなので，期待は持てるのではないか。この手の CD は普段買わなさそうなので，目的にも合っている。ようやく決まったが，定価が2625円(税抜き2500円)で1625円の足が出てしまった。