あぶくのように儚い人生をポップに昇華した楽曲 (そうか? 本当にそうなのか?)。
人生とは何なのか。自分はどこから来てどこへ行くのか。儚い{はかない}。それを思うと切ない。どこまでも切ない。考えれば考えるほど,落ち込み,沈んでいく。しかし,そんな自分の日々の生活はどうなのだ? あまりにいい加減。落ち込む気分とは正反対である。むしろ浮かび,漂っている。そこで気がついたのだ。沈んだ心は,実はフラフラした生活と表裏一体であることに。水の深い底と漂いを結びつけるものは「あぶく」である。人生はあぶくなのだ。人生の悩みはすべて「あぶく」が原因なのだ。そしてそんな悩みもまた「あぶく」で昇華されるのだ。
このような叫びを楽曲として表現した作品である。というのはウソである。このような考えはすべて後付けなのだ。理由なんて後からいくらでも付けられる。重要なのは,その瞬間に起きていることをそのまま表現することなのである。
だからプカプカと生きている。そんな作品。
Posted by n at 2011-01-11 02:06 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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